第1章 鍛刀力がありすぎる審神者
しばしの沈黙。
意味もなく顔を見合わせる、私とこんのすけ。
「レシピは――」
「見てたでしょ?」
「はっはいぃ……」
ぴしゃりと言うと、こんのすけはしおしおと首をすくめた。
ごめん、こんのすけ。
謝ると、こんのすけはとりあえず、と顕現を促してきた。
まぁ、そうだよな。それしかないよな。
自分が何をやらかしてしまったのかわからないまま、顕現のため、最後の霊力をそっと込める。
私の手がわずかにふれたその瞬間、パーっと視界が光で埋め尽くされた。
清浄で、どこか温かい光線。
その残滓にまぎれ、花弁がふわりと舞い上がる。
はらりと宙を泳ぐ花弁のすきまから、若葉色の狩衣がのぞいた。
かすかに衣擦れの音がして、目の前の光景の現実感を呼び起こさせる。
口元に浮かべているのは、柔和で、穏やかな微笑み。
その温かさと相反することのない思慮深さをうかがわせる、深遠な紫色の瞳。
「石切丸という。病気治癒がお望みかな?
……おや、参拝者ではないのか」
目の前には、図録で見たことのある大太刀が微笑んでいた。
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在庫補充後、初期刀きたときのそれぞれのリアクション
まんば「大太刀がいるなら写しの俺など…(激・ネガティブ)」
加州「なんで!?(激・ジェラシー)」
はっち「えぇ……(困惑)(上品)」
歌仙「何がどうしてそうなったんだい!?雅じゃない!(悲鳴)」
むっちゃん「がっはっはっは!面白い主じゃな!」
そしてフォローに回る石切丸パッパ。
そんなわちゃわちゃしてる本丸。