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××すぎる審神者シリーズ【刀剣乱舞】

第3章 ネガティブすぎる審神者


静かだった世界に、光のしずくが降ってきた。

淡い輝きが、ひとつふたつと降り注いでくる。

それはほんの少し温かく、世界に温度をうみだした。

音が聞こえてくる。

ひそやかで、はるか昔どこかで聞いた楽器を思わせる声が、言った。



「この方を」



みっつ、よっつをとうに超えた光が、あたりに広がっていく。

水面を渡る波紋のように、光が世界を、自分の体を浸していく。

それはふしぎと心地よい感覚だった。

声が近くなっていき、やがて世界の目が開いていく。



「私の初期刀は――」
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