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目眩く一時 ~刹那の情事~

第8章 記憶を取り戻した彼が望むのは ~曼珠沙華~



脱衣場に着くと口付けの嵐

『…ん、んんっ…ふ、…はぁ、んっ』

無一郎が自分の隊服をさっさと脱ぎ、慣れた手つきでみずきの服も脱がすと

「…ん?何これ?いつものサラシじゃない…」

みずきは上下揃いの下着をつけているようだ

『…これは洋装を着る時につける事が多いらしいのでまだあまり普及はされてないかと。乳バンドといいます。これをつけるとサラシより苦しくない上に形は綺麗で格段に動きやすいです』

全体的に白色が基調でヒラヒラした何かが着いてて

…凄くいやらしいな

思わず口許を手で覆う

「…まさかこんなの準備してたとは……流石に予想外」

可愛くもいやらしいその姿に釘付けになる無一郎

乳バンド教えてくれてありがとうございます!甘露寺さん、胡蝶さん!

お陰様であの無一郎を黙らせましたぁぁっ!


と、心で勝ち誇っていると

「……誰の入れ知恵か知らないけど、僕やられっぱなしは性に合わないから…煽った責任とって、覚悟してね?」

いつになく、とてつもない情欲と色気を醸し出す無一郎にやぶ蛇だったと逃げようとするみずきだが

「どこに行くの?……逃がすわけ、ないでしょ?」

後ろから抱き竦められ、耳許で囁くとそのまま強めに甘噛みされる

『…やぁんっ!』

「…僕が弱ってると思って、甘く見てた?記憶戻ってから、初めてまぐわうの…ずっと楽しみにしてた僕の本気…見せるね?」

言いながら、下着越しに上も下もまさぐられ

これ以上ないほどの危機感がみずきを襲う

ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ

私、無一郎に…何されるの?

…甘く堕落させられちゃう、とか?

そう考えた瞬間、ゾクゾクッと背筋を何かが走った

すると下着を着けたまま、湯に連れていかれる

『…ねぇ、まだ下着』

「…着けたままでも、気持ち良くなれるから問題ないよ」

いや、問題しかない気がする…けど

私の本能と勘が(これ以上、無一郎を刺激してはいけない)と告げる

大人しくされるがままでいると

無一郎は石鹸で泡をたてるとあろうことか、下着の上から素手で洗い始める

…うぅ、恥ずかしいし、何だか…もどかしい


モジモジするみずきの様子に

「くすぐったいの?それとも…洗ってるだけなのに、もっと刺激がほしいとか?」

笑いながらも意地悪そうな表情の無一郎



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