第5章 吸血鬼に甘く奪われて…(無一郎の場合)
傷口から血が出なくなり
自分の口を拭うとあることに気付く
あ、勃っちゃった
しかも、ガッチガチで痛い…
どうしようかな
やっと落ち着いてきたみずきに
申し訳無さを感じつつ、自身をみずきの秘所にすりすりする
するとビクリとして
『あん、…や、あぁ…んっ』
恥じらいながらも受け入れ、感じてる様に
無一郎の顔が思わずニヤける
「僕ので擦られて感じちゃった?初めてなのにやらしいね」
言いながら楽しそうにみずきの襦袢を開き、剥ぎ取る
自分も器用に脱ぎながら、熱を擦り付けてくる
何も身に付けていない不安と直接感じる無一郎の熱でみずきの身体に力が入り、無一郎から逃げようとするが
無一郎がみずきの腰を掴み、より強くすり付けてくる
「…怖い?でも、止めないよ。僕、最後までするってちゃんと言ったし」
気持ち良さそうに顔を歪ませながら
その綺麗な顔から壮絶な色香を醸し出す
まるで獲物を逃がさない為の罠
その表情と噛まれた時に施された麻酔とジワジワ効いてきた媚薬効果にみずきは軽く錯乱状態になる
だめ、もう何も考えられない
気持ち良い
無一郎の好きにされたい
盲目的な考えに支配される
『…無一郎、もう…一緒に、気持ち良く…なろ?』
みずきがやっとの事で紡げた言葉はそれだけだった
無一郎は嬉しそうな笑みを浮かべ
「…うん、お互い訳分からなくなっちゃおう。僕はもうみずきしかいらないから、みずきも僕の事しか考えられないようにするね?」
黒い何かを纏った無一郎はみずきの身体中を指と舌で責め立てた
みずきが反応する箇所を覚えながら、至極楽しそうに愛撫する
あまりの快感に身体を翻し、逃げようとするみずきに
「…何で逃げるの?ちゃんと気持ち良いでしょ?」
と上からのし掛かる
『…あぁぁ、…気持ち、良すぎて怖いのぉ…初めてなのに…』
それは吸血鬼に血を吸われたからだよ、とは教えず黙ってみずきの白い背中を見る
鬼殺隊士は女も男も関係なく、どこかしらに1ヶ所は大きな傷があるものだがみずきはあまり目立つ傷がない
特に背中はどこも傷がない
どこまでも白くて綺麗な背中に魅入られ
無一郎は舌をペロッと出す