第12章 高貴な方の唯一無二の支え～スルタン～後編

僅かに光を感じ、ゆっくり目を開けると

外がしらみ始めたばかりのようで

その静けさは

先程までの余韻が残る身体には不釣り合いな気がして

気恥ずかしくなり、少し腰を動かした時に

トロリと中から零れ出る白濁に

身体を震わせると

「……寒いのか？」

と珍しくトンチンカンな問いをしてくる元凶

『………義勇様のせいです』

思わず恨みがましい視線を送る

「……中から零れ出て、不快なのか？」

また中に注ぐか？とイタズラに妖しい色香を放つ義勇様

『…こ、これ以上は本当に身体が保ちませんっ…』

「…遠慮するな、まだまだイケるだろう？」

腰のラインを指でなぞられ、ぞくぞくっと背中をしならせてしまう

『……ァッ…！…やぁ、義勇…様ぁ…』

「…フッ、感度がいいな…ずっと触れていたいほどに」

耳元で甘く囁きながら、胸の飾りと尻や足の付け根を撫で上げられ

身体をくねらせ、逃げようとするみずき

「…いい加減、諦めるといい」

腰をガッチリ掴まれ、無遠慮に義勇様の熱を

先程までの余韻でしとどに濡れた秘所に宛てがわられ

『…キャァッ！…もぅ…本当に、おかしくなっちゃいますぅ…！』

「…俺ので、おかしくなれ…っ」

必死の懇願も虚しく、青く輝く瞳に射竦められ

いきなり奥まで挿入されると

そのあまりの質量に

一瞬、意識が飛んだ気がしたが

激しいのに的確な腰使いに意識を引き戻されると

終始、甘い媚声を漏らすしかないみずき


『……ダメッ…ダメェ…も、また…出ちゃうぅっ…』

「…好きなだけ、出すといい…っ…イッてしまえっ」



奥の１番敏感なところを突かれ

義勇様の白濁を中に激しく出されながら

プシャーッと勢い良く潮吹きをすると

今度こそ、意識を手放した




中に全て出し切ったのに

まだまだ足りないとくすぶる義勇様

素敵すぎる絶倫ぶりだ(もはや、殺人的な絶倫)






少し冷静になると

このままのペースでみずきを求め続けると早々と子を授かりそうで

計画に支障が出る事に気付く義勇様(後継者争いという面倒を回避するにはスルタンである杏寿郎の第一王子が先に出来るのが絶対条件)

みずきとは相性が良すぎて１人目で男児を授かりそうだと思っている義勇様




癪に障るが、中出しは控えるか…