第9章 優しさの中に芽生える嫉妬心
衣服を剥ぎ取られ、雪崩れ込むように風呂場にもつれ込むと
荒々しく、口吸いをしながら炭治郎に全身を泡で洗われた
恥ずかしがるみずきだったが、炭治郎がまったく譲る気がない事を悟り
あぁ、私、炭治郎君の好きにされちゃうの…たまらないかも
と隷属的な思考に陥る
炭治郎は鼻でそれを感じ取ると
「…このまま、俺の本気…受け止めて下さい」
少し加虐的な笑みを浮かべる
そのまま、愛撫もそこそこに性急に求められた
あまりの激しさに意識が飛びそうになるが炭治郎がその度に
「俺を見て…みずき!」
と懇願され、また引き戻された
風呂場に激しい音とみずきの媚声が響く
『あっ、あぁぁっ、あんっ、んぁぁっ…!』
「…はぁ、はぁ…みずきさん……みずきっ!」
何かにとり憑かれたように無我夢中に腰を振る炭治郎に胸が苦しくなる
私の方が年上なのに…しっかりしなきゃいけなかったのに、不安にさせてごめんね…
炭治郎をふわっと抱き締めると
『…不安にさせてごめんね。愛してる…炭治郎』
すると炭治郎の目に理性が戻り、我に返った
「ごめんなさい…酷い事、して…」
『大丈夫…ちゃんと受け止めるから』
炭治郎の鼻が大好きな匂いを嗅ぎとる
慈愛に満ちた自分の全てを包み込むような匂い
それに落ち着きを取り戻すと、今まで感じなかった吐精感が押し寄せる
「う…もう、出そうです……みずきさん、今日は…危険日じゃないですよね?」
鼻をスンスンさせ、そう言うと
「…中に、出しますね」
ニコッと笑うと一気に突き上げられた
『…あ、あ、あぁっ、ダメェ…炭治郎ぉ…!』
「ちゃんと、受け止めてくれるんですよね?」
『…危険日じゃ、ないけど…出来ちゃうかも…知れないのにぃ…』
「そしたら、責任取りますから…!」
激しい腰付きのまま、爽やかに言い放つ
『…んんんっ、…炭治郎!あ、もう、おかしくなっちゃうっ…!』
「一緒に、気持ち良くなって下さい…!」
そのまま、両手を繋ぎ息も出来ぬ程の深い口付けを交わしながら
最奥を突き続けると、みずきは身体中が震え達した
その締め付けに耐えきれず炭治郎も中で果てた
「俺も、愛してます…みずきさん」