社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第5章 謎の多い会社
イオン杜丘南で昼食と調査を終わった後、カタクリとペロスペローはイオン杜丘へ移動した。
まず、あらかた施設内を見た後、一番売上のある時間帯での接客を見ようとメインドーナツに行った。
ぺ「もう15時か。時間が経つのが早い気がするな。ペロリン♪」
カ「この時間なら、客をどのように捌いているのかが一番わかる。従業員への教育の仕方も上手いか下手か、一発だ。」
ぺ「さすがに、もう國生さんはいないだろうが・・・
とりあえず、店内に入るか?ペロリン♪」
カ「・・・・・・ここも、従業員の教育が行き届いているな。」
ぺ「さすがは國生さんの携わる店だな。
・・・・おや?あの従業員がお前に気付いたようだぞ?ペロリン♪」
カ「あぁ、大方ここの店長が事前に従業員へ言っていたんだろう?
とりあえず何か注文して、店内で様子をみるか。」
2人は注文後、しばらく店内を観察しながらこの店の店長が来るのを待った。
しかし、30分待っても一向に来る気配がないため、従業員に聞いてみるが、歯切れの悪い返事しか来ず、なら他の責任者は?と聞いても黙ってしまい、どうしようか悩んだ。
もう少し様子をみて、店長か代理の責任者が来るのを待つか、夜の飲み会の際にこの会社のエリア担当者に話を聞くかと考えていると、奥からとある人物がやってきた。
『いらっしゃいませー!
・・・・・・おや?
また会いましたね?この店は今の時間だったんですか?』
出てきたのはもうおなじみの椿姫であった。
1日でこんなに会うとも思わなかった2人は、内心嬉しく思いながらも表面上は呆れていた。
カ「...また君か。行くところ行くところで必ず國生さんを見るな。」
『ハハハ...そ、そうですね?』
ぺ「またこのお嬢さんに会うとは。何かの運命かもしれないな、ペロリン♪」
『ソ、ソンナコトナイデスヨー
ご注文はお済みでしたか?』
カ「あぁ、店内の様子を見た後で、後はここの店長との面談だったのだが、
他の従業員に聞いても濁されるだけで、
他の責任者を聞いても、何も返答が無かったからな?
どうしようか困っていたところだった。」