社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第5章 謎の多い会社
カタクリとペロスペローはそれぞれ注文し、椿姫は調理しながら話を始める。
『まさかここでも会うとは思いませんでした。
どうしたんですか?』
ぺ「ここには元々私の調査目的で来たんだ。ペロリン♪」
カ「この店も確か國生さんの会社がフランチャイズで契約してると聞いた事があってな。
こちらの店でも接客などの教育をしているのか気になって来てみたまでだ。」
ぺ「それで来てみたら君がいたから驚いたわけだ。ペロリン♪」
『そうだったんですね。
お恥ずかしい話ですが、こういうお店は求人募集しても中々集まらないので、いつも人手が足りないような状況です。
この店はお昼がメインなので、それ以外は何とか回せますが、お昼はどうしても私が入らないと回らなくなるんですよね。』
ぺ「そうか。。。まぁ、体調に気をつけたまえよ。ペロリン♪」
『ありがとうございます。』
2人はドリンクやサイドメニューも注文し、店内で食べてから次の調査へ向かった。
ぺ「カタクリ〜、良かったな今日で2回も会えたぞ〜。
あの店でも接客はさすがとしか言いようが無かったな。ペロリン♪」
カ「・・・あの店としての接客も完璧だ。
提供のタイミングと、ドリンクやサイドメニューの出るタイミングが程よい。
席に座って食べるまでどの温度で出すのがベストなのか、緻密に計算されているほど、丁度良い温度だった。」
ペ「あの技術には舌を巻くよ。
駅前店でも思ったが、國生さんはその客をしっかり見ているほど、一人ひとりの口に合った温度でその人の1番美味しいと感じる物を提供してくる。
最高レベルの接客の達人だな。ペロリン♪」
カ「俺がコレ(ファー)を外さないことを知ってか、
一瞬で飲むのに火傷しない程度でホットティーが用意されてるが、かと言ってぬるいわけではない。
アイツのあの目を見ると、全てを見透かされているような、まるで裸でいるような感じがする。
・・・やはり、アイツはうちに欲しい。
アイツが各店舗で教育をさせれば、もっと最高な商品を提供出来る。
商品改定ではない新たな方法で、客を満足させられるな。」
ぺ「・・・私も欲しくなってきた人材だ。ペロリン♪」
まさか、その数時間後にまた会うことがあろうとはこの時、2人は思ってもいなかったのであった。