社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第5章 謎の多い会社
店舗査定当日。
カタクリとペロスペローは始発の新幹線に乗り、移動していた。
今回は東京駅から2時間半ほどかかる。そのため、できるだけ調査を行いたいがために早い時間の新幹線に乗り、移動していた。
ぺ「今回はお供して悪いな、カタクリ。
お前はゆっくり見回りたかったろうに。ペロリン♪」
カ「いいや、いいんだぺロス兄。俺もいろいろその土地を見て見たかったからな。
今回のエリアは初めて行く。」
ぺ「そうか・・・それにしても、お前のオススメしてきた動画の子、いると良いな?ペロリン♪」
カ「辞めていないようだが・・・もしかしたら、会えないかもしれないがな。」
ぺ「どこかの店舗では会えるだろう?そうでなくても、夜の飲み会でも会える。
こちらが指定したんだ。来ないわけがないぞ。ペロリン♪」
カ「どうだかな。アイツはなぜか接客コンテストに絶対に出てこない。ほぼ強制的に出なければならない”特別審査枠”にも応じたことがないし、何かとあの会社はアイツを出してきたがらない。今日の飲み会も来ない可能性もある。」
ぺ「・・・・・・考えすぎなんじゃないのか?ペロリン♪」
カ「いや。これにはいろいろ裏がありそうだからな。
今回は探りを入れる。
俺はアイツの接客や運営指導などが以前より落ちていなかったら、すぐにでも引っこ抜きたいと考えている。
妥協はしない。」
ぺ「それほどまでにご執心か?笑
なぜその子にそこまでこだわる?ペロリン♪」
カ「・・・俺が気が付かなかったことを気が付かされた。
アイツの発表から各店舗の経営が良くなった。良い声も増えてきている。
アイツがいれば、俺の会社、店はもっとデカくなれる。
そう思わせてくれるんだ。」
ぺ「…カタクリがそこまで言うなんてな。会うのが楽しみだ。ペロリン♪」
やがて目的地の駅に降りると、一番近い駅前店から見る順番になっており、店に向かった。
店に着くと、2人の店員がそれぞれ接客をしていた。
客の状況は並んではいないが、常に接客している。その接客を見ていたが、トップレベルの対応の仕方に二人は感心していた。
ぺ「...すごいな。うちでもあんなに模範的な接客をするのは見たことない。ペロリン♪」
カ「あぁ、、、さすがアイツが関わる店だ。従業員の教育の徹底具合がすごいな。
直営店じゃないのが悔しいくらいだ。」