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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第4章 朝から事件です!



A.簡単に落ちます。

それはもう、ズブズブに。
人の温もりというのは恐ろしいもので、今まで感じなかった温かさや安心感を感じると、そこから簡単に抜け出せなくなる。

椿姫も同じ現象に現在おちています。

『(まぁ、でもカタクリさんは私の事、眼中に無いだろうな。

スタイルも悪くて出るとこ出てない貧相で色気も無い。

仕事しかしてない完全な社畜となってる会社の立ち位置的にも劣る。

カタクリさんからしたらこんな年下の小娘なんて釣り合わない。

・・・1番の理由は”あの言葉”を言ったから、完全に私は対象外確定。

結局、私は想うだけ無駄だなぁ。)』

椿姫がメイクをしている最中にカタクリが脱衣室から出てきた。それを見ないようにして、メイクに集中する椿姫。

カタクリは1度椿姫に視線を送ってから、自身の準備を始めた。

2人があらかた準備を終えたら時間は8時30分を回っていた。

少し早いが、先にチェックアウトしてロビーでペロスペローを待つことにした。

ロビーで待つこと数分、ペロスペローがチェックアウトをして椿姫たちのもとへ来た。

ぺ「おはよう。カタクリ、椿姫。

いい朝を迎えたかな?

椿姫、今日はよろしく頼むよ。ペロリン♪」

『おはようございます、ペロスペロー社長。

本日もよろしくお願いいたします。』

ぺ「今日は仕事では無いだろう?ペロリン♪」

『はい。ですが、会社の指示なので、』

ぺ「なら、役職を付けなくて良い。

それに、今日は他の従業員はいないし会わないだろう?

なら尚更、親睦を深めるためにそうしてくれ。ペロリン♪」

『.....わかりました。

改めて、本日もよろしくお願いいたします。ペロスペローさん。』

ぺ「あぁ、よろしく。ペロリン♪」

『ペロスペローさんも来ましたし、私は車を移動しますので、こちらでごゆっくりしていてください。』

カ「ついて行かなくても良いのか?」

『このホテルから私の停めた駐車場は少し距離があって、カタクリさん達をそんなに歩かせる訳にはいきませんよ。

私は大丈夫なので、何か飲みながら待っていて下さい。』

カ「....そうか・・・」

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