社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第31章 心強い相談相手
『そんな・・・私だって、その時から彰子ママにはいろいろお世話になっているんですから、改めて言われると、私も言わないとって・・・
いろんなところでお世話になってありがとうございます。』
彰子「あら?別に良いのに・・・
あ、ここよ?入りましょ。」
彰子の誘導により、店内に入る2人。
席についてドリンクとお茶菓子を注文し、会話を再開させた。
彰子「こっちに来てどう?
生活慣れた?」
『はい、なんとかですね。
今月に入ってから、社員寮に入って生活しているんですけど、1人暮らしって考えてみたら初めてだから、日々てんぱってますね。』
彰子「あら?最初の職場はそんな感じじゃなかったの?」
『旅館のですか?
あれも寮でしたが、食事は事前申請してたら休日でも社食食べに行っていいし、そもそも家で自分のことやる時間なんて全くなかったので、集団行動みたいなものでしたよ?』
彰子「あらそう・・・
まあ、これからね?頑張んなさいな。
ところで・・・カタクリさんとはどうなの?
どこまでいったの?」
『ど、どこまでって・・・?』
彰子「どこまで進んだか、よ。
キスしたの?それ以上までしたの?」
『・・・キスまではしましたよ。
ハグと、手つないだってのと・・・それまでです。
それ以上はないです。』
彰子「ふーん。大事にされてるのね?」
『普通じゃないんですか?
まだ付き合ったばかりですし、お付き合いってそういうことするのは、もう少し、こう、信頼が出来てからとか、思うんですが?』
彰子「普通はそうね。
でも、今まで聞いてきたカタクリさんの噂からしたら、随分慎重で、大切にしたくて、愛しいっていうのが出てるわね。」
『ん?"今までのカタクリさんの噂"って?
彰子ママ、何か知ってるんですか?』
彰子「・・・さっき、東京にいた時にお世話になったお店のママが色んな裏の情報通でね。
表の人間や裏の人間・・・色んなお客さんが来てたし、ママの所にも個人的に色んな情報が入ってく来てたのよ。
その中で、シャーロット家の情報もあってね。
"シャーロット家を敵にまわしたら命はない"とか"政治関係の人間、例え首相でも何か恨みを持たれたら消される"とか。
色んな情報が入ってきてたのよ。
良い噂も、悪い噂もね。」