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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第31章 心強い相談相手



彰子「あたし、大学時代からもそんなに友達いなかったのよ。

あんまりつるむの好きじゃなかったし、大学時代に行き始めた・・・あたしが大学卒業してから働き始めたお世話になったお店なんだけど、そこに行き始めてから本当の自分というか、自分自身の本心に出会ったからね。

その時からこのオネェをやってて・・・それで周りとは合わなくてね~。

でも唯一、あたしと張り合うようにいた子が1人、いたわね。
あの子どうしているのかしら?

大学時代から付き合っていた彼と結婚したって言うのは聞いたけど・・・」

『ん?その人って、女性ですか?』

彰子「えぇ。そうよ。

大学卒業してから自然と合うことも、連絡を取る事もなかったから、そういえばどうしているのかしら?」

『せっかくだから、会ったらどうですか?

連絡先、知っているんですよね?』

彰子「ところがどっこい。

地元に戻る時に連絡を入れたんだけどね、繋がらなかったのよ~。

連絡先変えた後に、あたしに変更後のアドレスとか教えてくれてないままだから、わからなくてね。
電話も繋がらなかったし~、仕方ないわね?

まあ、会えたらまたお話ししたいなっては思うけどね?」

『そう言えば、地元に戻ったきっかけが、ご両親の介護でしたっけ?』

彰子「そうそう。最初は母親で、その後追うようにして父親がね。

結局、何年も介護はできなかったけど、最期は看取れたから良かったわ。

それで、49日過ぎた後に、さすがに仕事をしないとって思って、丁度メインドーナツ駅前店の店長候補の募集があったから、申し込んだのよ。」

『そこで私と始めてあったんですよね。

懐かしいなぁ・・・』

彰子「あの時は驚いたわよ?

たった1ヶ月ほどで、あたしの異変に気付くなんて・・・あんなに忙しかったのに、なんであんなに人の表情を見ているのか、普通そんな余裕はないわよ?」

『だって、私は昔からそれが癖なんですもん。』

彰子「でも、それがあってあたしは無理せずにできるようになったのよ?

元々、普通の男として過ごしていたのに、大学時代から10年ぐらいお世話になった店での、オネェの心情開花で、一度解放されると、なかなか普通の男として過ごすのが常になると、厳しいものがあるのよ。

本当、あの時があってよかったし、椿姫ちゃんが一緒で良かったわ。

ありがとう。」

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