社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第31章 心強い相談相手
翌日―――。
朝に彰子からLINEが来て、その時に場所と時間を決めた。
その集合時間が近づいたため、椿姫は部屋を出て待ち合わせ場所へ向かった。
待ち合わせ場所が見えてくると、先に彰子が待っていたため声をかけ、小走りで近づく。
『彰子ママ~!お久しぶりです~!
・・・すいません。遅くなって。』
彰子「椿姫ちゃん!久しぶりね~。
良いのよ?急がなくても。」
『いやいや、せっかく遠くから来てもらったのに待たせるなんて。』
彰子「いいのよ。あたしが待ちたくて待ったんだから。
椿姫ちゃんは気にしなくていいのよ。
(それに、カタクリさんにも頼まれてるしね。)」
『うー。でも、早いですね?
まだ20分前ですよ?
私を待ちたくてって・・・私の行動をわかっていたんですか?』
彰子「何年の付き合いだと思っているの?
椿姫ちゃんの考える事なんて、大体はわかるわよ。」
『確かに、6年以上の付き合いですもんね。
でも、そんなにわかりやすいですか?』
彰子「わかりやすすぎるわよ?
それより・・・元気そうで良かったわ。
顔色も凄く良くなって・・・安心したわ。」
『彰子ママ・・・心配かけてすいません。』
彰子「良いのよ。
ここで立ち話しするのもあれだし、お茶しながらお話ししましょう?」
『そうですね・・・でも私来たばかりで、いいお店なんてまだ知りませんよ?』
彰子「良いわよ?
あたしこの近くでいい店知ってるから、そっちに移動しましょう?」
2人は彰子の勧める店に並んで向かった。
『彰子ママってそういえば昔、東京に住んでいたんでしたっけ?』
彰子「そうよ。
大学の時に上京してね。
卒業してもそのまましばらくはここにいたわ。」
『じゃあ長いんですね?』
彰子「13年、東京に住んでたわね。
でも7年も前の話よ?
昨日久々に東京に来て、やっぱり変わっている建物とかが多かったわね。
あ、でも、今行くところは、ちゃんとまだやっているって調査済みよ?
心配しないで。」
『そうですか・・・
13年住んでいたのなら、友達とかいたんじゃないですか?
その人たちに会わなくて良いんですか?』