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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第30章 初デート



秘書「・・・社長、何言ってんですか?」

カ「は?」

秘書「初デートですよ?!

は・つ・デ・ー・ト!

それなのに、"早く会いたいし、長く一緒にいたいから"って言う理由で、メリハリもドキドキもないデートの始まりがありますか?!」

カ「・・・ダメなのか?」

秘書「人によりますけど、大体の初デートは、

デート当日にドキドキして待ち合わせて、会ったら手をつないでうふふ、あはは、と少し浮かれ気分で少しの不安を抱えながらデートが始まるんです!

しかも、國生さんは社長が、

じ・ん・せ・い・は・つ・か・れ・し(人生初彼氏)

なんですよ!
デート自体も初めて。
男友達とかと遊んだりしたことはあるかもしれませんが、それでも彼氏相手だと変わるんですよ?

それをわかって言っているんですか?」

カ「し、しかし、椿姫も早く会いたいだろうし、電話でもたまにそう言ったニュアンスの事も言ってくるしだな。」

秘書「それでも、明日デートだって言うなら、ちゃんと会いたい気持ちを我慢して、耐えてください!

男はそんなに準備は無いかもしれませんが、女は数日前からすごい準備があるんですからね!

それもわかってください!」

カ「そういうものなのか?」

秘書「・・・そうだった・・・この人恋愛に対して何もわかっていなかったし、女心なんて理解力全く無いんだった。

せめて遊んできた女の子たちにも少しでも目を向けていたのなら・・・」

何度も言うが、カタクリは過去女遊びはしてきたが、恋愛などは全くだった。
だが遊んだ女の子たちの中でも、本気でカタクリと繋がろうと色々磨いてきた子も少なくはない。
そう言った女の子たちも毎日自分磨きを怠らずに、カタクリを口説き落とそうとしたが、カタクリは見向きもしなかったため、現在女の子の恋人への努力など全く知らないのだ。

秘書「社長、おそらく國生さんも今、明日社長とのデートのために、いろいろ準備をしているはずです。

それなのに準備が完璧に終わっていない中、國生さんの家に押しかけようとするなんて言語道断です!

私がしっかり、社長にお教えいたします。」

中山がカタクリに恋愛についてを、こんこんと説教を交えながら説明していく。

そんなことがあってか、カタクリは椿姫に待ち合わせ等の連絡をしたのだった。

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