社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第30章 初デート
『・・・ハッ!待てよ?
もう付き合っているし、これからキス以上のことするんだよね?
そうなったら必然と見放題なんじゃ・・・
というか、お泊りとか、プールとか一緒に行くこともあるだろうし、プールってなったら超見放題じゃん!
一緒にお風呂とか入るってなったら、あの口元のファーも取って入るんでしょ?
え?ちょーヤバっ!!
もう私得?ってやつ?
カッコイイカタクリさん見放題?
もう耐えれるかな?私タヒんじゃうんじゃないかな?』
椿姫が1人良からぬ妄想をしていると、
~♪~♪♪~
着信を知らせる音が携帯から鳴り出した。
『?!・・・あ、(ピッ)はい、もしもし。』
?「<椿姫?今大丈夫か?>」
『はい。大丈夫ですよ、カタクリさん。』
電話は椿姫が先程まで良からぬ妄想をしていた相手であるカタクリからだった。
2人はあれから毎日夜に、少しだけでもと電話で話をしていたため恒例となった。
カ「<明日の確認と、待ち合わせとかを決めていなかったから決めようと思ってな?
本当は、今日は早く仕事を終わらせて椿姫の部屋に行く予定だったのだが、急遽で別の仕事が入ったからせめて電話をと思ったわけだ。>」
『え?そうなんですか?大変ですね。
それなら無理しないでLINEとかでも良かったのに・・・』
カ「<俺が椿姫の声を聞きたかった。
それが理由じゃだめか?>」
『あの、毎日電話していますが?』
カ「<それでもだ。
ずっと一緒にいたいし、最低でも声は聞きたい。
椿姫は俺の癒しなんだ。
何か問題あるか?>」
『いっ、いいえ、何も問題ありません!//////』
カ「<それで、明日何だが、10時に椿姫のマンションの近くの駅前で、待ち合わせで良いか?>」
『はい、大丈夫ですが・・・
珍しいですね?
カタクリさんだったら、家の前まで迎えに来ると思ってました。』
カ「<いや・・・ちょっとな・・・
待ち合わせは嫌か?>」
『そう言うわけではないんですが・・・むしろそう言うの憧れてたので・・・』
カ「<それは良かった。
じゃあ、それで頼む。>」
『明日は何するか決めているんですか?』
カ「<椿姫の買い物をしに行こう。
それ用で車で行くからそのつもりで>」