社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第30章 初デート
7月になり、数日たった。
椿姫は6月中に、これから住む自分の部屋を何とか片付け、同時に必要な物も購入した。
その頑張りもあってか、7月になってから新居への引越しが完了したのだ。
ここに住み始めて数日たち、あれから毎日電話でしかやり取りが無かったカタクリが、今日には全てやることが終わるらしく、早速明日デートをすることになったのだ。
そして今は夕方―――
『明日の準備をしないとヤバいな。
どの服で行こう・・・』
恋人となり、初めてのデートに今から緊張し始めていた。
『ど、ど、ど、どうしよう・・・
何着ていく?
ワンピース?
でも持ってるワンピースは微妙なのというかさっとしたのと、可愛すぎるの(中山購入)しかないなー。
じゃあ、スカートにしてー、タイト過ぎると歩きづらいというか、動きづらいから、ゆったりめでー。
丈は膝ぐらいのにしよう。
長すぎても時と場合によっては気にしないといけなくなるしねー。
中山さんが買ってくれたこのミニは履けないなー。
私脚そんなキレイでもない。というより、醜いぐらいだしー。
よし、これにしよう!
それでトップスは・・・』
服を決めていく椿姫。
悩みに悩んで、1時間。
ようやく全身のセットアップも決めて、翌日の準備のシュミレーションをする。
大体の流れを決めた後に、バタバタと翌日のためにお風呂に入り、身体を入念に洗う。
上がると化粧水や乳液を顔に、身体には良い香りのするボディークリームを塗った。
『何があるかわからないし、いろいろ備えておこう!
キスは何回かしたけど・・・でも1日デートも初めてだし、私も回復したし、もしかしたらってことも・・・
//////いや、期待しているという訳でもない訳でもないし・・・ついに処女卒業?!
いやいやこれは期待しちゃうよ?
カタクリさんの身体、そう言えばあの時、店舗査定の飲み会の翌日というか朝の寝起き一発目の、カタクリさんの身体・・・ヤバかったな・・・
今思い出しても、すごい身体してた。
筋肉ムキムキで・・・背中もすごくて・・・
なんであの時もっとしっかり見ておかなかったんだろう。泣
あの歳であの肉体は・・・素晴らしい目の保養だったのに・・・』
バンッバンッバンッバンッ
泣きながら床に項垂れつつ殴る。