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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第29章 秘書の過去



『?"片付いている?"ってどういうことですか?』

カ「〈中山の元旦那である男と、その親、親族にはシャーロット家としての制裁を与えている。

アイツの希望でそんな酷なことはしてねぇが、もし中山やその子供に接触しよう、そんな気があるものなら、一族諸共もう二度と、陽の下を歩けないようにしてやる。とな。

うちの監視能力はそこいらの警察程じゃねぇ。

少しでも動こうものなら、すぐシャーロット家の遣いが飛んでいく。〉」

『・・・それで本当に来ないと言えるんですか?』

カ「〈1度、ヤツらが家で計画をたてていた時があった。

"何としてでも息子を、跡取りは取り返さなければ。"とな。

その話をした翌日早朝に、うちの遣いが乗り込んだ。
"今回は牽制として来たが、次はねぇぞ"と釘をさした。

まぁ、動きそうだったからそうしたまでだが、今でもヤツらの動きは見てるぞ。〉」

『・・・そんな時まで、シャーロット家の力を使って、社員を守るんですね。

・・・面接で中山さんの他にも居たらしいですが、なんで中山さんだったんですか?』

カ「〈応募者は皆、大体はそれらしいことを言う・・・だから面接はただの建前で、あとはシャーロット家の使いたちにソイツらの素行調査をさせるんだ。

ただでさえ、俺の1番近くで仕事をするんだからな。
信用に値するかを確かめないといけねぇ。

そして他の応募者は皆、金か、メインドーナツという肩書きか、俺にしか興味がないやつばかりだった。

中山だけだったんだ。

当時は面接で言っていた事も、生活の為にというのも、俺の前でも着飾らず、本心を言ってくれたのは・・・

だから、中山なら信用出来ると思って、アイツに選んだ。

結果、中山を選んで良かったと思えるほど、しっかり仕事をこなしてくれるし、それ以上に俺の意思も全て理解してくれる。

そんなアイツの心配要素は、うちで片付けた方が1番効果的だ。

・・・俺は社員をちゃんと大切に思っているから、しっかり仕事をしてくれるヤツには、それ相応の対応をするつもりだ。〉」

『カタクリさんは、優しいんですね。

息子さんまで守ろうとするなんて・・・』

カ「〈子育てはそんな簡単なことでは無い。

一切自分の子の面倒を見なかったくせに、今更父親面して親権取れるなんぞ、馬鹿げているからな。〉」

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