社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第28章 新生活下準備
秘書「國生さんの場合は2つ、可能性があります。
まず1つ目は、今までのメインドーナツでの成績があり、尚且つ、売上が右肩上がりで止まる事はありません。
それが少なからず、他の万国グループの会社にも影響しています。」
『なぜ、他の会社にも?』
秘書「うちの社長が、國生さんの5年前の発表のDVDを他のご兄妹にも送り飛ばしたんです。
それを見たご兄妹が、会社全体に促したため、影響を及ぼしたということです。」
『え"?あのあれを?』
秘書「はい。
その國生さんがいることで、メインドーナツのみならず、他の会社の利益を得る事があれば、必然と必要な存在になり、手放したくなくなります。」
『それで手放さないために、私をシャーロットの人間で繋ぎとめると?』
秘書「そうです。
そしてもう1つが、シャーロット リンリン様に気に入られることです。
1度気に入られれば、國生さんの望みは必然と叶えられるでしょう。
"カタクリさんと結婚したい"
と一言いえば、リンリン様はむしろ気に入った人間をずっと自分に繋ぎとめていれると、喜んで頷くはずです。
どちらにしても、リンリン様に気に入られて、手放さないように結婚させるというのを逆に利用してしまうのが得策かと思います。」
『・・・私にそんなことできるでしょうか?
"会社の利益"も"気に入られる"のもできる自信なんてありません。』
秘書「できますよ。
國生さんならきっと。
特に"気に入られる"のなんて得意でしょう?
その観察力といろいろな思考で、社長を落としたんですから。
それを使えば、おのずと気に入られますよ。」
『・・・と言うか、まだ付き合ったばかりですよ?
結婚なんて、まだ先ですし、まず、カタクリさんが結婚を考えてくれているなんて、』
秘書「思っていますよ。」
『え?』
秘書「思ってます。
社長は國生さんに対して好きだと自覚してからずっと、ご結婚までを考えています。
そして、今も、その先もちゃんと考えて、國生さんと結婚出来るように動いていますから。
社長は本気で國生さんを思っていますから、社長を信じて、社長の隣で笑っていてください。」
『・・・』
秘書「フフフ。
少しおしゃべりがすぎましたね。」