社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第28章 新生活下準備
『私の名前が書かれたカードなのに?!
そんなん悪いですって。
何かあった時のカードなのはわかりましたけど、さすがに支払いまでカタクリさんにしてもらうのは申し訳ないですよ!』
カ「俺がしたくて作ったカードなんだ。
だから使って欲しい。
普段使いでも良いし、緊急時用としてでも良いから、コレを持っていてくれ。
ちなみに、この間の中山が買ってきた椿姫の物だが、全てこのカードから支払われている。」
『どおりで中山さん、いくら支払い金額聞いてもはぐらかされるわけだわ。納得した。
・・・(こりゃぁ、素直に受け取らないといけない流れ・・・)
とりあえずもらっておきます。
使うことは無いと思いますが、保険として持っておきます。』
カ「それでいい。
それと、椿姫は聞き流してもらって構わないことなのだが、昼過ぎに連絡が入った。
クラッカーが、破戒僧組のトップ(ウルージ)を締め上げた。
これにより本部は壊滅。
全国に散らばった組のヤツらも、うちの関係者が潰したからな。
もう心配することは無い。」
『・・・この間、このカタクリさんからもらった携帯で、シャーロット家のこと調べました。
あの時のあのカタクリさんの強さは、このことだったんですね?
そしてクラッカーさんも3将星と言われる程、お強いのも本当だった。』
カ「・・・怖いか?俺たち家族が。」
『想像はできませんでした。
今まで優しい顔しか知りませんでしたから。
でも、だからといって怖いとは思いませんよ。
さすがに善悪の区別は付いているでしょう?
私は悪に見えないから優しくしてもらえている。
悪になったら、敵意を向けられる。
当たり前のことでしょう。
そう考えれば納得できます。
まあ、物事には全て理由がありますから。
その理由がすぐ出せるか出せないかの違いですね。』
カ「面白い考えだな。
物事には理由がある。
例えばどんなだ?」
『う~ん、私が普段から新人に教えていたのは、マニュアルの中でもルールがある。
そのルールはどうやってできたのかを考えるんです。
例えば、オーブンを使う時は設定温度や時間を必ず確認して調理する。
何故その温度なのか、時間なのか。』