社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第28章 新生活下準備
椿姫は食べながら、昨夜のカタクリとのやり取りを思い出していた。
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カ「椿姫、いくつか話がある。
まず、椿姫がこれから住む部屋の準備が終わった。
荷物の整理などあるだろうから、明日本社に来て、担当者から説明を受けてくれ。
社員証もそのころにはできるだろうから、受付まで行ってくれ。話はつけておく。
かと言って、正式入社まではまだ期間がある。
説明さえ受ければ、あとはいつでも出入りできる。
ゆっくり荷物整理等してくれ。
それと、これを。」
カタクリはスーツのジャケットから封筒を取り出して、椿姫に渡した。
『これは・・・えぇっ!!』
封筒の中身を確認した椿姫は、飛び上がって封筒を返そうとする。
『カ、カタクリさん。これ、こんなにいらないです。
というか、お金自体もいりません。
なぜこんなに・・・』
中身は20枚程の諭吉が入れられていた。
カ「椿姫、お前はこっちへ来るとき、ほとんど無一文の状態だったんだ。
今はいらねぇかもしれないが、これから生活する上で、必要なものは必ず出てくる。
その時の足しにしてくれ。」
『・・・でも、さすがにもらいすぎなんじゃ・・・』
カ「良いんだ。あって損はないだろ?
それに、会社の金じゃない。俺個人の金だ。
入社祝いとして使え。」
『・・・本当に必要な時に使わせていただきます。』
カ「それと、この流れでコレも。」
カタクリは1枚のカードを椿姫に渡した。
『?・・・・こっ、これは・・・ブブブ、ブラックカード?と言うやつですか?
は、は、は、初めて見た・・・でもなんでこれ・・・ん?』
椿姫はカードに書かれている名前に仰天する。
『・・・椿姫 國生って書かれてますけど、同姓同名さんですか?』
カ「そうではない。椿姫専用のカードだ。」
『・・・なぜコレを?』
カ「普段の買い物に使って欲しいと思ってな。」
『いやいや、ちょ、ちょっと待ってください!
これの支払いって、誰になるんですか?
ちゃんと私のあの万国銀行の口座ですよね?』
カ「違うぞ。俺の口座から引かれる。」