社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第27章 不器用な男の愛し方
『?あの時は確か去年の年末で、このホテルのその時私が泊まっていた部屋での事ですよね?』
カ「あの時、俺の牙を怖がらず、普通だと言っていただろう?
フクロウナギにも全く似ていないと。
生まれつきで、他人と違う事でもカッコイイと言ってのけた。
その言葉に、俺の心は救われたんだ。
今までの俺の存在が肯定された気がしたんだ。」
『私はただ、普通の事言っただけなのに、大袈裟ですね。』
カ「大袈裟なわけあるか。
俺のこの口が普通じゃないから、今までコレ(口元のファー)を付けてきたんだ。
それなのに、普通と言った。
笑わないでくれたこと、初めてだったんだ。
だから、そんなお前の存在を、心を守りたいと俺は誓う。」
『それなら私は、カタクリさんを守ります。
まぁ守ると言っても、精神面や存在を。
私がカタクリさんの味方になります。
何があっても、絶対に離れませんから!』
椿姫の最後の言葉に、面食らうカタクリ。
カ「先に言われてしまったな。
俺も、椿姫から離れる事は絶対にありえねぇ。
これからはずっと一緒だ。」
『はい。よろしくお願いします。』
カ「・・・椿姫、抱きしめても良いか?」
『フフフ。良いですよ。
と言うか、許可なんて必要ないですよ?
もうそういう仲なんですから。笑』
椿姫が言い終わるや否や、椿姫を抱きしめた。
その勢いのまま、カタクリは椿姫の額にキスをした。
『ん・・・?!?!カ、カ、カ、カタクリさん?!//////』
カ「まだ、これは早かったか?」
『いや早かったかと言うより、いきなりすぎて。』
カ「それとも嫌だったか?」
『嫌なんてっ、滅相もない!!
本当、いきなりすぎて驚いただけと言うか、でも嬉しかったと言うか。』
カ「そうか・・・なら、もっとしても良いな?」
『えっ?』
カタクリが椿姫の頬や瞼、耳と次々にキスをし始める。
カタクリの行動に、ただただ顔を赤くして固まるだけだった。
カタクリが顔を下にずらしていき、首筋から鎖骨までキスを落とす。
『あ、あの・・・カ、カタクリさん?
ちょ、ちょっとっ//////』
カ「大丈夫だ。最後までしないし、今は見えるとことだけだ。
この間の消毒と思ってくれ。」
『は、はいぃぃ//////』