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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第26章 不器用な男



ブ「お兄ちゃん、そんなことしてたの?(呆)」

秘書「社長はそれで安心できていますが、國生さんは社長の告白の言葉か、その後の社長の行動でしか感情を知る事ができません。

しかも告白があの事件の後ですし、大事に扱ったのもあの事件の後。
國生さんからしたら、全てが終わって無事に東京についてからがやっとお付き合いのスタートラインだったというのに、当の本人はまともに話もせずにそそくさと部屋を出て行ってしまうから、告白も本心かどうかもわからないし、大事にしてくれたのだってあの事件の後だからであって、本当にそうしたかったのかも疑問に思っていても仕方ありませんね。」

ぺ「勘違いしているってことか?ペロリン♪」

秘書「えぇ。その可能性は十分高いでしょう。

その様子だと、國生さんを見て会話等をしていないなんてこともありそうですね。」

カ「(ビクッ)・・・椿姫を見ると、理性が効かなくなりそうでな。手を出してしまわないように、見ないようにしていた。」

ダ「いっそのこと、押し倒しちまった方が良かったんじゃねぇか?」

秘書「愛のある、愛が十分すぎるほど伝わるのなら、ヤってしまった方が良かったのかもしれませんね。

"消毒"と"上書き"と称して。

その方がもしかしたら、あそこまで泣いていなかったでしょうね。」

カ「・・・そんなにか?」

秘書「えぇ。おそらく社長が思っているよりも多いですよ。」

カ「・・・だからと言って、椿姫を押し倒すことなんてできない。

アイツはまだ経験はないし、あの事件の後だ。
もしフラッシュバックなどしたのなら、どうしたらいいのかわからない。

最も押さえが効かなくなって、椿姫を乱暴に抱いてしまわないかが心配なんだ。

椿姫を抱くのは、もう少し後。タイミングをみたいし、大事にしたい。
雑にも乱暴にも抱きたくはない。」

秘書「それは本人に言ってあげてください。

私たちに言っても無意味です。」

モ「1つ良いか?」

ぺ「どうした?モンドール。ペロリン♪」

モ「いや、何と言うか、カタクリの兄貴ってこんなに不器用だったか?と思っただけだ。」

「「「「「・・・あぁ~、確かに。」」」」」

ぺ「クックックッ。いくらカタクリでも、恋してみねぇとわからねえもんだな。ペロリン♪」

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