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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第26章 不器用な男



カ「そうか・・・

書類の件は俺が椿姫に渡す。
説明もな。」

秘書「わかりました。

こちらになります。」

中山はカタクリに椿姫の入社についての書類を手渡す。

秘書「ところで、昨日こちらに来たんですよね?

荷物は全てベッジさん達が持ってきたと言ってましたが、國生さん着替えとかあるんですか?」

カ「・・・無いな。

そのままホテルに連れてきたし、しばらくは部屋で療養するだろうから、必要ないだろう?
外に出るときに新しいのを買ってやる。」

中山「えっ?

何言ってんですか?社長!!

女の子なんだから何日も同じ服着たくないでしょう?!
えっ?馬鹿なの?それともホテルの寝巻きで十分って思ってたんですか?」

カ「おまっ、・・・そもそも誰かに会ったとしてもホテルの従業員か俺くらいだろう?
寝巻きでも俺は構わないのだが・・・」

秘書「馬鹿じゃなくて、アホだったー!

そうでしたね!社長は女の子とまともに付き合ったことありませんでしたもんね!

・・・コホンッ、失礼いたしました。

あの、社長。
確認ですが、先日國生さんとお付き合いする事になったんですよね?
互いに好きだと。」

カ「あぁ、そうだ。

ちゃんと椿姫から好きだと言ってもらった。
間違いはない。」

秘書「なら、尚更ですね。

社長、女の子は常に可愛くいたいものです。
好きな人の前なら尚のこと。

何日も同じ服や下着、可愛さもないホテルの寝巻きは論外です!

これは外に出る出ないの問題ではなく、その日、その時の自分の可愛い姿、キレイな姿でいたいんですよ!

好きな人の前だと特にそこに力を入れます。」

カ「・・・俺はそういうのは気にしないが・・・」

秘書「そういう問題では無いんです!

いくら好きな人がそう言おうと、女の子は内心いつでも完璧でいたいんです!

毎日同じ服だと、いくら洗っていようと、不衛生にも思われますしね。
本人が1番気にするんです!

何回も言うように、好きな人の前だと特別可愛くいたいから、新しい服を買ったり、メイクしたりするんです!

会えても会えなくても、そうやってドキドキと相手を想い、準備して連絡が来るのを待つって言うのも、女の子にとって大事なイベントなんです!」

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