社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第25章 旅たち
カタクリと諏訪部が話が終わったころ、最後に椿姫の退店の手続き等を行って、駅前店から出ようとする前に、彰子に引き留められた。
彰子「椿姫ちゃん!
忘れるところだったわ。これ。」
彰子は椿姫に2枚の名刺を差し出した。
『?彰子ママ?これは?』
彰子「あたし、昔東京にいたって言っていたでしょう?
その時にお世話になっていたお店の名刺よ。
1枚はそのお店のママのもので、もう1枚は当時のあたしの名刺よ。
何か悩み事とかできたりしたら、そのお店に行って相談しても良いわよ?
実は椿姫ちゃんの事は言ってあるのよ。
だから、そのお店であたしの名刺を見せれば対応してくれるわ。
もちろん悩みとかなくても、気軽に行っても良いのよ?
そういったの関係なく接してくれるわ。
悪い人たちじゃないから、気に入ると思うわ。」
『ふぅ~ん。
じゃあありがたくもらっておくよ!お守り替わりで!!』
彰子「それで良いわ。」
『じゃ、彰子ママ、みんな。今までありがとう!
余裕があったらまた来るけど、しばらくは会えないだろうから。
元気でね。』
彰子「椿姫ちゃんも、元気でね。
しっかり食べるのよ?」
『わかってるよ!
これからは、直営店としてよろしくね!!』
椿姫はカタクリと共に、駅前店を出る。
『カタクリさん、すいません。
長々と話し込んでしまって。』
カ「今じゃないとできない話もある。
そう言うのはわかっているから気にしなくて良い。
これから駅に向かい、新幹線で東京に行くが、あと思い残すことはあるか?」
『いいえ。もう大丈夫です。
向かいましょう?東京に。』
2人は待機していた車に乗り込み必要な荷物を持つと、車から降りて駅に向かう。
新幹線のチケットを購入して、改札を通りホームへ向かう。
数分待つと、新幹線が到着したため、指定の車両に乗り込む。
中に入ると、椿姫はただ驚くことしかできなかった。
『・・・・カタクリさん。こ、このクラスって?』
カ「グランクラスだが?」
『ぐ、ぐ、ぐ、ぐらんくらす?!
それって・・・あの・・・新幹線最高クラスの・・・』
カ「どうした?」