社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第25章 旅たち
彰子とカタクリが今後について話をした後、彰子が椿姫と諏訪部の話をしているチームに混ざるが、今度は諏訪部がカタクリのそばに来た。
諏「貴方があのシャーロット家次男で、メインドーナツ社長のカタクリさんだね。」
カ「シャーロット家を知っているのか?」
諏「風のうわさぐらいしか知らないけどね。
何でも、裏業界を仕切っているとか、政治家も恐れているとか・・・その程度しか知らないけどね。」
カ「一般人で、しかも地方のヤツだったら知っている方だな。」
諏「最初にお兄さんのペロスペローさんと来た時にピンと来たし、名を聞いて驚いたよ。
まあ、それをきっかけに少し調べたというところもあるから、自然と耳に入ったわけではないよ。」
カ「そういうことか・・・」
諏「・・・カタクリさんが椿姫ちゃんを好きだって彰子さんから聞いた時、カタクリさんなら椿姫ちゃんを救えると守れると思ったんだ。
おれも、他のヤツらだってみんな"椿姫ちゃんを救いたい。ちゃんとした労働にさせてあげたい。"って思っていたんだ。
でも、他の会社のことだから、みんな中々動けずにいた。
そんな時にカタクリさんの話を聞いて、安心できると思ったんだ。
大手であるメインドーナツの社長であり、裏業界をけん引するシャーロット家の次男・・・
社会的地位も、力もおれたちと比べるまでもなく、最高位にいるカタクリさんだったら、椿姫ちゃんをあの劣悪な環境から拾い上げることができるって。」
カ「・・・それはそうだな。」
諏「・・・カタクリさん、ありがとうございます。
椿姫ちゃんを救ってくれて。
椿姫ちゃんいい笑顔してる。
あ、でも本社で酷な扱いしないでくださいよ。」
カ「するわけがない。
アイツも他の従業員同様、ちゃんとした待遇だ。」
諏「それなら安心ですよ。
・・・私生活でも、よろしくお願いいたしますね。
椿姫ちゃんは良い女なんですから、どんな悪い虫が付くかわかりません。
東京なら尚更です。」
カ「その点も、しっかり守っていく。心配するな。」
諏「椿姫ちゃんに何かあったら、許しませんからね!
みんなで乗り込みに行きますよ!」
カ「お前も、彰子と似たようなこと言うんだな。」
諏「みんな気持ちは一緒ですよ。」