社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第25章 旅たち
『そういうことじゃなくて、何でも相談にのってもらっていたし、楽しい事も大体は彰子ママがいたから、そういうのが無くなるのかって思うと、ちょっと不安で・・・』
カ「言ったと思うが、本社に来たからと言って箱詰めにさせるつもりはない。
見に行くと言って彰子に会いに来ても良いんだ。」
『いや、さすがに新入社員が抜ける事できないでしょう?』
カ「入ってすぐは無理かもしれないが、椿姫ならすぐに慣れるだろうし、俺はお前をただの社員にさせるわけがない。」
『あのー、何かお考えが?』
カ「うちに来てからの楽しみにとっておけ。
あと、別に彰子じゃなくても良いなら、俺にいつでも相談でも話でもしてくれて良い。
椿姫ならいつでも歓迎する。」
『・・・カタクリさんを煩わせるわけには』
カ「そんなことは一切ねぇから、気軽に来て欲しい。」
『う・・・・はい。』
そんなこんな話をしているうちに駅前店に到着する。
店に入るとレジ前に何人かお客がおり、一旦様子を見るためレジに近い客席で座り待つことにした。
待っている間にある人物から声をかけられる。
?「あれ?椿姫ちゃん?
今日休みだって聞いたけど、どうしたの?」
『?・・・あ!諏訪部さん!!
今日来てくれていたんですね!』
椿姫の前に現れたのは、この店の常連であり、元々は裕子が経営しているスナックの常連客の諏訪部だった。
諏「椿姫ちゃん、昨日大変だったんだって?
大丈夫なのかい?ゆっくりしていなくて。」
『はい。カタクリ社長のおかげで。笑
ご心配おかけしてすいません。』
諏「いや、良いんだよ。
椿姫ちゃんまだいるかい?」
『はい。今来たばかりで、これから彰子ママとお話するんです。
あ、諏訪部さんにもお話したいことありますが、時間は大丈夫ですか?』
諏「全然大丈夫だよ。
寧ろ何時間でも話をしたいくらいだ。
じゃあ、ちょっとドーナツ買ってくるよ。」
彰子「あら~、椿姫ちゃん!カタクリさん!いらっしゃ~い!!」
諏訪部と話をしていると、突然彰子が話に入ってきた。
彰子「あら?諏訪部さん、また来たのね?
良かったわね?椿姫ちゃんに出会えて。」
諏「ハハハ。そうですね。」