社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第25章 旅たち
『うぇぇぇぇぇえ!
け、けけ、結婚?!』
カ「あぁ。
俺は、お前と生涯を過ごしたいと、幸せにしてやりたいと思っている。
本気だ。
それくらい俺は椿姫と共にいたい。」
『すっごい次元の違う話を聞いている気がするんですけど?
なんか、頭が追い付かない・・・』
カ「いきなり言って混乱したか?
・・・それとも、俺との結婚は嫌か?」
『い、嫌と言うわけではありません!
ただ・・・こんな私に大事にしてくれるし、守ってくれているのに、その先まで考えていてくれるなんて・・・
ただでさえ釣り合わないのはわかっているんですが、結婚できたらなとは考えていて・・・・
うぅ・・・すいませんカタクリさん。
なんか、いろいろ考えていたらわかんなくなってきました。』
カ「俺が椿姫と釣り合わないわけがない。
(釣り合わないというのなら俺の方かもな。)
今は聞き流すくらいで良い。
またちゃんとプロポーズするから、そのときに返事を聞かせてくれ。」
『はい。////////』
カ「そろそろ店に着くころだろうな。
まずは杜丘店からだな。」
『あ、そっちからですね。わかりました。
・・・・・・・・・って、あーーーー!!!
私、1番大事な事忘れてた!
カタクリさん、お仕事!
会社は大丈夫なんですか?
昨日からずっと私に付き添ってくれていましたが、えっ!社長職は?』
カ「椿姫、落ち着け。大丈夫だ。」
『いや、でも~お忙しい中、私の事でこんな手間をかけさせて・・・
さすがに中山さんに怒られるというか、中山さんが大変な苦労を・・・』
カ「だから、大丈夫だ。
ちゃんとケリつけてきた。
もともと、昨日の昼前までで終わる仕事しかなかったし、今日も元々休みだった。
最後の書類が終わるくらいのタイミングで、椿姫が連れ去られたという連絡をもらったからな。
業務に何も問題はない。」
『で、でもカタクリさんのせっかくのお休みを私のことでつかってしまって・・・申し訳なく思います。』
カ「そこも、気にするな。
連絡が来る前までは、早上がりと休みを使って椿姫に会おうとしていた。
寧ろ、すぐ動けたことが良かったと思っているくらいだ。」