社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第25章 旅たち
ベッジの部下の車で、イオン杜丘店と駅前店に向かっていた。
朝は椿姫の実家に向かう途中で軽く済ませていたが、緊張していたためか、椿姫はあまり食べる事が出来なかった。
今は家の事も仕事の事も全て片付き安心したためか、椿姫のお腹が空腹を知らせたため、途中で飲食店に入り昼食を済ませて、再度店に向かった。
『カタクリさん、すいません。
スケジュールストップさせてしまって。』
カ「気にするな。
どちらにしても、そろそろ昼食をと思っていたからな。
思ったより早くなった事には何も問題はない。」
『そうやって、甘やかさないでくださいよ。』
カ「大事なことだ。
寧ろ想像より空腹ではないと言われた方が心配していた。
余程安心した証だろう?」
『久々にあんなに盛大にお腹鳴ったんですよ?
もぅ、恥ずかしい//////』
カ「恥ずかしがる必要もないぞ?
うちじゃあ腹の虫が鳴るのは通常だ。」
『いやいや、それは家族だからですよ!
好きな人に聞かれるとか、一種の拷問です。泣』
カ「そ、そうか?」
『はい。
・・・・・あれ?
ところで確認なんですが、私たちって付き合っていることで良いんですかね?』
カ「・・・俺の告白をなかったことにしたいのか?」
『いや、そうではなくて。
私は一生付き合うとかそういうのないんだろうなーって思ってましたから、いまだに信じられなくて・・・』
カ「そんなことはないと思うぞ?
どっちみち椿姫は結婚までできる。
こんなに良い女は他にいないからな。
それが早いか遅いかだな。」
『そんなことないし、というか、そんなに褒めるなら私、調子に乗りますよ?
・・・ん?結婚まで?』
カ「あぁ。俺からしたら、他のヤツのものにならないで良かったと思っている。
椿姫は絶対付き合ったらそのまま結婚できただろう。
誰とも付き合わず、独り身だったことが奇跡のようだ。
俺のもんになったんだ。
もう、一生離さねぇからな。」
『わぁ~お!まるでプロポーズのようですね。汗』
カ「そう言うように言っている。
椿姫、俺はお前を"彼女"や"交際相手"で終わらすつもりはないぞ。
ちゃんと結婚も視野に入れている。
というか、結婚を前提にと言った方が正しいな。」