社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第24章 成敗しに参ります
近藤「社長!こんなに証拠があるなら、我々の会社は!!」
社長「そんな紙切れ、破り捨てろ!
それが無くなれば、我々に不正等無かったことになる!
噂が出ても、他の従業員には良い待遇をしているんだ!
たった1人が訴えたところで、ソイツの被害妄想に過ぎないんだからな!」
カ「やはり、そういうことか。
他に同じ待遇のヤツがいれば集団で訴えられた場合に不利になるが、たった1人ならば、他の良い待遇のヤツが"そんなことない"と言ってしまったらそれまでだな。
それが狙いだったんだろうが。
・・・残念だったな?
俺が國生の味方になっちまったもんだから、その考えは通用しないぞ?」
社長「カタクリ社長、なにを言っているんですか?
いくら大企業の社長でも、うちには強力な弁護士がついているんですよ?
白を黒にもできるし、その逆も可能な弁護士がね?
むしろ、大変なのは國生です。
ソイツは一生、うちに居続ける義務があるんです。」
カ「貴様らは、うちの・・・シャーロット家を知らない様だな。」
「そのようですね?カタクリ社長。」
「シャーロット家を知らないとは、命知らずな人たちです。」
近藤「・・・?シャーロット家がなんです?
ただのグループ会社のトップなだけでしょう?」
「あきれますねぇ。
ここまで無知だとは。」
「シャーロット家は、逆らったものは例え政治家であっても、首相であっても命はないと言われています。
敵に回したら生きていけない。
それは今までシャーロット家が世の中の情勢に対して、数々の協力をしてきたから他なりません。
それともう一つ。
シャーロット家は裏業界を牛耳っています。
ですので、組関係の者が出てきたところで、あなた方に勝算などありませんので。」
カ「そういうことだ。
それと、その資料を破いたり、燃やしたりしても、資料なんてそれだけじゃねぇし、コイツもある。」
カタクリは懐から小型のボイスレコーダーを取り出し、再生ボタンを押す。
流れてきたのは目の前の社長と近藤、そして他の重役との会話であった。