社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第24章 成敗しに参ります
カ「何を精一杯やっているんだ?
高級クラブに通い詰めて豪遊三昧か?
愛人に対して、経費でブランドのバックをプレゼントする事がか?
それとも、会社には常におらず、全国各地遊びまわっていることがか?
・・・俺は、去年の店舗査定の時にこっちに来てから、國生に対しての扱いがあまりにもおかしいから、俺の部下に探らせていたんだ。」
近藤「?!な、なんだって??!!」
カ「そしたら、わんさか出てきたぞ?
お前たちの不正がな。
國生に支払われるはずの給料の半分以上を徴収して、それを自分たちで使い込み、國生には安月給で長時間労働を平気でさせる。
残業代なんて月々でまとめて支払うから、バイトなどを入れなくても、國生が出れば余計な金はかからないし、なにより、國生が店舗にいるだけで利益がでる。
國生のファンは根強いからな。
1店舗に常駐させるより、分散させた方が各店舗の平均もとれるし、長時間労働の隠ぺいも容易にできる。
お前たちは國生がもたらした利益を全て自分たちで全て啜って、豪遊三昧してきた。
それも、全て調査で上がってきている。」
カタクリはタマゴ男爵からもらっていた資料を机上に出す。
近藤は出された資料を手に取り、中身を確認すると段々顔が青ざめた。
近藤「こ、これは・・・ここまで細かく・・・」
カ「それと、お前たちは男尊女卑がすごいみたいだな。
現に、この会社で社員は全員男。
女はフリーターかパートしかいない。
というより、女を正社員にしていないんだろう?
國生が正社員になったのもあの3店舗の内で店長以外にも正社員が欲しかったが、あの中で男で正社員になりたいヤツがいなかった。
國生は入った当初から正社員を希望していた。
女が男の上に立つなど許せなかったが、時代が時代だ。
近年は女の社会進出が話題になっているし、会社も男ばかりだと何かと後ろ指さされることもあるだろうと考えて、國生を正社員にした。
だが実態は、正社員という肩書きだけ國生に与えて、実務は会社のパシリ同様の扱いだ。
女だからと、若いんだからと、独身なんだからという理由で安月給で酷使させていた。
違うか?」