社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第24章 成敗しに参ります
椿姫は意を決して、自分の思いを話し始めた。
『近藤さん、社長、みなさん、今までお世話になりました。
私、國生 椿姫は、この会社を辞めて、メインドーナツの本社へ行きます!』
社長・近藤・幹部「「「「?!」」」」
カ「フッ(ニヤリ)」
近藤「な、なんだって?!」
社長「メ、メインドーナツ本社とは・・・お前にそんなスキルはないだろう?」
近藤「メインドーナツに声をかけられていたっていうのか?
いくらお前でも、そんな嘘はカタクリ社長の前でつくもんじゃないぞ!」
カ「・・・本当のことだ。」
社長・近藤「「っ!カタクリ社長?!」」
近藤「誰もが分かる嘘に乗って、こんなヤツの肩を持つんですか?
いくらカタクリ社長でも優しすぎますよ!」
カ「國生にうちに来るように声をかけたのは、接客コンテストと祝賀パーティーが終わった後その日のうちに交渉をした。
契約内容も、破格の内容だ。
食う分にも、住むのにも困らねぇ。
寧ろ、有り余りすぎる程のな?」
『そうですね。
少なくとも、近藤さんからいただいたあの契約内容とは雲泥の差でした。
カタクリ社長からいただいた内容の方が、私のスキルももっと上げられますし、何よりお金とかを心配しなくていい人間らしい生活を送れます。』
近藤「お前、実家はどうしたんだ?
てっきり、実家の事もあるからあんまり離れない様にっていう認識だったんだがな?
俺は。」
『何を言ってるんです?
私は実家なんて関係ないって言ってるじゃないですか?
前から、実家通いなんてしてたら、当時の勤務状況じゃあ体力的に厳しいから近3店舗の中間あたりに社宅か、自分で契約するから給料を上げてくれって何回も言いましたよね?』
近藤「給料上げなくても、そのまま個人で契約すればよかったじゃないか?」
『それが無理だから交渉してたんですよ?
近藤さん、まさか私の月々の手取り知らないとは言わせませんよ?
携帯の貸与もされていないのに、交通費だけでも赤字なくらいなんですからね?
携帯料金代、交通費の足が出た分、生命保険、車維持費、それに
メイクとかの雑貨代・・・
これでも日々頑張って節約してなんとかやりくりしてましたが、流石にそれプラス家賃やら光熱費やらは出せませんよ。
毎月赤字です。』