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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第24章 成敗しに参ります



椿姫の今の会社のある本社は、テナントビルの一室を借りている。

大勢でゾロゾロとビル内に入るのは、他の入居会社の方に迷惑がかかる可能性もあるため、シャーロット家の部下は外で待機して必要な時のみ出てくることにした。

そのため、椿姫、カタクリ、メインドーナツの人2人の計4人でビル内に入っていく。

『(まさか、初めて本社に来るのがこのタイミングだとはね・・・)』

椿姫は嘲笑気味に思いながら、カタクリたちの後に続く。

エレベーターで目的階に到着すると、室内に入り受付をする。
数分たつと応接室へ通されたので、カタクリの隣で座って待つがものの数分でこの会社の社長と、幹部数名、椿姫の店のエリア担当である近藤が室内に入ってきた。

軽く挨拶をしてから話を始めた。

社長「この度はわざわざこちらまで出向いていただき、ありがとうございます。

今回はどう言ったご要件でしょうか?」

近藤「社長、その前に、なぜうちの國生がそちらにいるのでしょうか?

國生はうちの社員です。

・・・國生さん、こっちへ来なさい。
君はこちら側の人間だ。」

近藤が椿姫に声をかけるが、椿姫はその場を動かなかった。

カ「・・・國生 椿姫をここへ連れてきて、隣にいるのは、今後の件で重要な話があるためだ。」

近藤「重要な話?

一体何の話だ?」

『はい。・・・契約の件です。

以前いただいていた話の返答をしにきました。』

近藤「おぉ!正式にあの内容で契約したいのか?

それとも、今までのままか?
どちらにしても、國生はうち以外に行くところはないんだ。

もちろん、いてくれるんだよな?」

社長「そうだな。君がいてくれるおかげで、うちの評判は良くなっている。

期待しているんだよ。
何も悪い事を言っていない。

うちにいてくれるんだよな?」

近藤は社長と目配せをしながら、嫌な笑みで椿姫を見る。
社長も、悪い笑みで椿姫を見た。

『・・っ・・・・』

椿姫は近藤の嫌な顔と、今まで会ったことの無い今の社長の圧のある悪い顔に、怖気付いてしまう。

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