社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第24章 成敗しに参ります
車が会社の前に着くと、カタクリが呼んだと言っていたシャーロットの関係者と、メインドーナツの幹部が先に到着していた。
「「「「カタクリ様/社長、お疲れ様です!」」」」
カ「あぁ、悪いな。いきなり呼び出して。」
「大丈夫ですよ。
昨日、もしかしてと思いまして、近くで待機してました。」
「また新しい資料もこちらにまとめましたボン。
ついにやるんでソワール?」
カタクリはタマゴ男爵から貰った資料に、一通り目を通しす。
カ「この会社にはもう我慢は出来ねぇからな。
変に泳がすより一気に決めて、うちに取り込んだ方が良い。」
『(うちに取り込むって...?)』
カタクリはメインドーナツ本社の人間とやり取りをして、次に全体の流れの打ち合わせを行う。
カ「小林は?
流石にこれなかったか?」
「はい。抜け出せないみたいで。代わりに伝言を預かってます。」
カ「わかった。
手続きの書類は持ってきたな?」
「はい。こちらに。」
カ「よし。
話し合いになったら、まずは椿姫がこれからの意向を話す。
椿姫はさっき車で言った事を言えば良い。
向こうは納得しないだろう。
そうなったら、まずはメインドーナツとしての対応を行う。
それでも煮えきらねぇ場合は、シャーロット家の力で制圧する。
良いか?」
「「「「はい!」」」」
『カタクリさん・・・』
椿姫が今まで接した事の無い人間ばかりで、多少混乱してしまう。
カ「椿姫、今日やることに特化した人間が来ている。
大丈夫だ。」
『よろしくお願いします。』
「「こちらこそ。よろしく。」」
次にカタクリはシャーロットの人間を紹介する。
カ「それと、この会社は昔から謎が多くて、色々探らせていたヤツだ。
こっちはシャーロット家としての部下だ。」
「タマゴ男爵と申しますボン。
よろしくでジュール。」
『よ、よろしくお願いします。』
椿姫は尚も不安げな表情で下を向いた。
カ「椿姫、何も心配は要らねぇ。
アイツらはお前に圧をかけてくるだろうが、気にせず、自分の思うことを素直に言えば良い。
大丈夫だ。俺が着いている。」
『はい。ありがとうございます。』
カ「・・・」
カタクリは自信無さげな椿姫を、ただ見るしか出来なかった。