社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第23章 絶縁宣言
柚姫はこの場にいるカタクリに色仕掛けをする。
カタクリはその色仕掛けに誘惑されずに、ただ額に血管を浮かせて眉間のシワを深くさせるだけだった。
カ「くだらんな。
自分の欲のためだけに、椿姫にここまでするとは・・・
そんなお前には、椿姫の代わりにメインドーナツで働くことなんて無理だな。
穴埋めにもならん。
メインドーナツはな、椿姫がいる事で今の業績を保てている。
コイツがうちの欠点を改善してくれたおかげで、さらに全国の店舗で良い影響が出ている。
お前が来たら、悪い影響しかないな。
俺は椿姫だから声をかけた。椿姫だから来てほしいと本音で言っている。
椿姫以外はいらねぇ。」
『カタクリさん・・・』
柚姫「・・・それなら、私を社長夫人に」
カ「無理だな。お前なんかには務まらねぇ。
いや、だからと言って他のやつでも意味はねぇな。
椿姫じゃねぇとダメなんだ。
椿姫だから俺が俺でいられる。
仕事でも女としても、椿姫が良いんだ。
俺は椿姫以外選ばねぇ!」
『カタクリ...さん...///』
柚姫「まさか・・・椿姫の事・・・」
カ「あぁ、ずっと前から椿姫が好きなんだ。
そして昨日、想いを伝えた。
それに椿姫は応えてくれた。
だから、お前なんぞに興味はない。」
柚姫「椿姫っ!アンタ、抜け駆けしてんじゃないよ!!
私が先に出会っていれば・・・」
カ「そんなことねぇな。
お前が先に会おうが、俺は椿姫を選んでいた。
これは事実だ!」
柚姫「畜生!コイツに・・・椿姫になんの魅力があるっていうんだい?!」
カ「知らないか?魅力だらけだぞ?
1つずつ教えてやろうか?」
『カタクリさん、私が恥ずかタヒぬのでやめてください。』
カ「・・・椿姫、大体聞いたか?
あと聞きたいことはあるか?」
『姉さん、去年の年末に会おうってLINEしたのは、その時からお金のことで動いていたの?』
柚姫「あぁ、そうよ。
会うついでに、まだ処女か確認するために、会おうとしたのよ。
アンタからは会えないってきたから、あの時は諦めたけどね。
タイミングが合えば、あの時にアンタを売ったんだよ!」