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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第23章 絶縁宣言



『それでも、しばらくは遊べないよ?

この家にお金なんて・・・』

父「これもお前には言わなかったが、俺の両親の遺産がある。

相続したときに2億と少し。
柚姫の高校や大学のときに半分程使ったが、まだ1億ある。

そのくらいあれば、働かなくても良いんだ。」

『それは本当だったんだね。

・・・そのお金で、私が専門学校に行くことも、大学に行くこともできた。
そうじゃなくても、今回の借金をそのお金で返せることができた。

それなのに、それをしなかったのは、私が邪魔だったから?』

母「そうよ。アンタなんかいらないの。

アンタにかかるお金は1円だって惜しいのよ?
専門学校や大学に行かせたくなかったし、今回の柚姫ちゃんの借金だって、それから出したくなかった。
いや、本心はね、本当の意味でアンタがいなくなってくれるって思った。
二度と帰ってこれないようにね。」

父「それと、俺たちの今後の老後のためだ。

いろいろタイミングが重なったから、丁度良いと思ったんだ。」

『・・・そう...

姉さんが、最後に言った店の事の意味は?』

柚姫「あら?ちゃんと聞いていたのね?
少し前に、椿姫がお風呂に行っているときにアンタの部屋に侵入したの。ある目的があってね。

アンタの部屋の中も鞄の中も入ってないから、おかしいとおもって探ったときに見つけたのよ。
アンタの今の会社の新しい契約書と、メインドーナツの契約書をね。

その時に閃いたのよ。
椿姫がいなくなった穴を私が入って埋める。ある程度今いる店に勤務したら、椿姫の代わりに私がメインドーナツの本社に行くってね。そして、カタクリさんにアプローチして、結婚するの。

そうすれば、私は社長夫人よ?
また東京で自由な生活ができるわ。」

『姉さんじゃあカタクリさんの相手は務まらないけど?

それに、店に行くって言ったって、接客できるわけない。
客の前でもそんな高飛車でいる気なの?』

柚姫「私の美しさでみんなメロメロよ?

私が何しても許されるの。
私はアンタと違ってただいるだけで十分なのよ?

それに、カタクリさんだって、そんな薄汚れたようなアンタより、私の方が良いに決まっているでしょう?

どうですか?カタクリさん♡」

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