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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第23章 絶縁宣言



『・・・おばあちゃんに?なんで?』

父「お前にはちゃんと言っていなかったからな?

今説明してやろう。
お前がなぜ昨日売ったのかまでな。」

『・・・』

父「俺は、一人っ子だとは言ったな?

両親は中々子供ができなくて、やっと授かったのが俺だった。
その後も2人目とかは考えていたらしいが、中々できなくて諦めたらしい。

それで、唯一の子供だからと、世間様に恥ずかしい事が無いように厳しく育てられた。
あまり友達と遊ぶことも、出かける事も許されなかった。
成績も悪いとしこたま怒られた。
かと言って、成績が良くても、いう事を聞いても、褒められたことなんてなかったよ。

全て制御されて生活していた。それが嫌になり、家を継ぐためと言って、東京の農業大学に行ったんだ。
1人になって、自由になって、解放された。いろんなコンパにも行った。
そこで会ったのが、お前の母親だ。

その時に、結婚しようとして、大学を卒業したときに親に許可をもらいに行った。
大丈夫だと思った。」

『ダメだったの?』

母「そうよ!あの女は、私が天涯孤独だという事を知ったとたんに、拒否してきたんだよ!」

『お母さんが天涯孤独だって言うの初めて知ったけど。』

父「コイツは幼いうちに両親を亡くした。
親戚にもたらい回しにされて、結局施設に行くことになったが、その施設も高校に上がる時は出なければならない決まりだったんだ。
だから、中学を卒業したころに、いろんな店で働き始めた。」

母「中には風俗もあったわ。
身体を売らないと生活できなかったからね。

キャバ嬢もやろうとしたけど、年齢的にアウトだったからね。」

父「そんな生活をしているコイツを助けたいと思って、結婚を申し出た。
こっちでだったら落ち着いて生活もできる。
嫌な記憶もない。幸せにさせれると思ったんだ。

それで、コイツを連れて行ったら、大反対された。
"こいつはまともなやつじゃねぇ"って言ってな。

ずっとチクチク言われるもんだったから、俺は家を出た。
そして、別の土地でコイツと住むことにしたんだ。」

母「そして、1年しないうちに柚姫が産まれた。

大事な大事な我が子・・・」

父「産まれたときに、一応報告したら、"孫の顔を見せろ"と言われたが、会わせたくなかった。

そこから2年後。椿姫を妊娠して、約1年後産まれた。」

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