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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第23章 絶縁宣言



『そうね。そういうものね。』

柚姫「だから、椿姫が身体を売れば、1回分の金は私より高い。
その分完済も早くなる。
椿姫は完済した後は自由になるから、そしたら自分の人生を過ごせばいいでしょ?」

『・・・よくもそんな嘘をつらつらと・・・

やっぱり、姉さんの顔は嘘だらけだね?

本心なんかじゃない。』

柚姫「本心に決まっているでしょう?

何を根拠にそんなこと・・・」

『姉さんは昔から、嘘をつくと閃いたように目がギラギラするのよ。

まるで自分の嘘が、あたかも正しいと言わんばかりにね。

その表情が今まさに出ているわ。気づいてなかったの?』

柚姫「・・っ?!」

母「椿姫!そうやっていつも柚姫ちゃんを攻めて!

なんで素直に信じてあげれないの?優しくできないの?」

『信じて良い事なんて今までなかったからね。
優しくもされなかったし...

私は信じようとした、優しくしようとした。

でも、そうしてくれなかったのはあなたたちでしょう?

いつも攻めた?それはいつも姉さんが私にしてきたことよ!
私にしてきたことを、姉さんは私にされたって嘘を言ってきたんだから!

いつも姉さんのことばっかり信じて、私の事なんて少しも信じてくれなかったよね?

優しくもしてくれなかった。

この家は、姉さん中心で動いているんだよ。』

父「柚姫が嘘をつくわけがない!
お前の方が嘘だらけだろう?」

『じゃあ昨日のは?

私を売った意味は?
自分が作った借金でしょう?なんで私が犠牲になるの?

時間がかかっても良いから、自分で返すのが筋ってもんじゃないの?違う?』

柚姫「・・・くっ!」

母「椿姫はそうやって、まるで正論みたいなこと言って、本当にあの人そっくりだよ。

その顔も、目も、視線も・・・だから嫌いだったんだ。

アンタは生まれたときから、本当に可愛くなかったんだよ。
あの女に似すぎていてね。」

『?!えっ?何のこと?

誰と似てるって?』

父「本当に母さんによく似ているな・・・

俺も苦手だった。」

『お、父さんも・・・?』

柚姫「・・・本当にあのババアに似ているね?」

『ババアって?』

父「椿姫、お前は本当に俺の母さんに似ている。」

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