社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第22章 通じ合う心
『だからあの時、父も母もすんなりしすぎなくらいの流れだったし、姉さんが私の異性関係を聞いてきたんですね。』
カ「・・・こんなことも言っていたそうだ。
"椿姫はまだ経験がないはず、処女は高く売れる。昔よりだいぶ痩せたみたいだけど、まぁ私ほどではない。良いところで身体を売らせて、早いうちに私の慰謝料分を稼いでもらって、終わってもまだ続けさせて、売上分の半分を私によこしな!!"
とな。つまりは、椿姫の身体がボロボロに使えなくなるまで、風俗で働かせてその分の金の半分は自分に、半分は破戒僧組の手数料としての使い道だったそうだ。」
『使えなくなるまで・・・ってタヒぬまでですよね?
それまで私に自由はないってこと・・・でもさすがに父も母も止めなかったのかな?・・・』
カ「その件についても調べが出た。
椿姫、今まで祖父母の話は聞いたことあるか?」
『?祖父?祖母?あんまり詳しくは・・・
ただ、祖父母が亡くなった時に、父の実家の跡継ぎというか、後処理できる人間がいなかったから、片付けしつつ生活できるぐらいは農業で働こうかという話ぐらいしか知りません。
父は兄弟がいないし、母も親族がいなかったようなので、自然とそういう流れになった感じですね。
・・・なぜ?』
カ「それくらいしか聞かねぇか。」
『はい。会った事もないので。』
カ「・・・お前の父方の祖父母は遺産があったらしい。
椿姫からしたら、結構多額のな。」
『・・・遺産?そういうのは無いって今まで聞いていましたが?』
カ「しっかりあったんだよ。調べによると、2億ほど。
半分はほとんどあの女に使われていたみたいだがな。」
『そんな・・・嘘・・・それなら、私専門学校に行けたし、バイトしても、お金を取られることもなかった。
...今回だって、借金があるって聞いた時点で、返せる金額だったのに・・・』
カ「俺たちでもここまでしか調べられないが、関係はしていると思っている。
およそだが、自分たちの今後の生活を思ったんだろうな?
このくらいあれば、しばらくは安定した生活をおくれる。
あとは、椿姫の両親がどう思っているかだが・・・良さそうな返答はないと思う。」