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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第21章 怒りの拳



その後もカタクリは破戒僧組の組員を倒し続け、ものの数分で支部長以外の全員を地面にのばさせたのであった。

支部長「ま、まさか・・・皆うちの手練れだぞ?

こんな・・・一瞬でやられるなんて・・・」

カ「お前の読みが甘かったようだな?

俺は1人でもこのくらいの人数は余裕だ。そして、」

ばっきっぃ!!!

カ「俺の命より大事なもんに、手出した罪はしっかり償ってもらうぞ。」

カタクリは最後に支部長に対して、一番怒りを込めて顔面に拳を叩きつけた。
支部長が倒れたのを確認すると、すぐ椿姫のもとへ戻り、自身のジャケットを包ませたまま、背中とひざ裏に腕を回して優しく抱き上げた。

そのままずっと空きっぱなしだった牢屋の扉から出ると、クラッカーとベッジに後処理等の指示を出す。

カ「クラッカー、お前は東京に戻ったら破戒僧組の本部をせん滅してくれ。

ベッジ、お前はこの場の片付けをする事。それから、今から椿姫を病院に連れて行く。車を用意しろ。」

べ「もう用意してある。

今部下が外で車をすぐ走らせる状態にして待機している。」

カ「すまねぇな。」

ク「兄貴、俺も一緒に行こうか?」

カ「いや、良い。お前はこっちの近くの仕事ついでに来てもらったからな。ヤツらには良い牽制になっただろう?」

べ「そうだな。俺は新参者だったから、知られてなくて少しやばかった。」

カ「それに、できるだけ2人きりにさせてくれ。

ただでさえ家族に捨てられて、身体を売られようとしたんだ。
ショックがデカいだろう。
あまり大勢でわらわらいるもんじゃねぇ。」

ク「あぁ、そうだな。

じゃあ俺は、破戒僧組のせん滅をなるべく早く済ませるよ。」

カ「悪いが、頼んだぞ。」

ク「クククククク...あぁ。」

カタクリは椿姫を抱えたまま、地下から地上へ出て建物から出る。その時に外で待機していたベッジの部下が毛布を用意しており、椿姫を毛布で包んだ。

カ「外は知らねぇうちに晴れてやがるな。」

ベッジの部下に促され、車の後ろの座席に入るカタクリ。
運転席と助手席にベッジの部下を配置して近くの大学病院までと指示を出し、自身は後ろで椿姫と2人になるようにした。

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