• テキストサイズ

社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第21章 怒りの拳



ベ「(あれが椿姫嬢か?

・・・連れ去られた服と同じだな。

状況からすると、襲おうとしたのか?
手足を拘束され、まともな抵抗なんて出来そうもねぇな・・・)」

ベッジが状況を確認しながらこの後の動きを考えるが、奥の方から多くの男たちが牢屋の前に揃い、ベッジたちの前に立ち塞がる。

「お前は誰だ?

見ない顔だが?」

ベ「さっきも言ったが、カポネ ギャング ベッジだ。

シャーロット家の使いで来た。
椿姫嬢を返して貰おう。」

「シャーロット家にそのような使いのものがいたか?

聞いた事ねぇなぁ。嘘つくなら、痛い目みるが?」

ベ「ククク...またそのやり取りか・・・

おれぁ、最近入った新参者だ。だから知らねぇのも無理ねぇなぁ。

おめぇが、破戒僧組の東北支部、支部長さんかい?」

「あぁ、そうだ。

この娘は、ある借金を抱えた女が寄越した身代わりだ。

返して欲しけりゃ、金がいるが?」

ベ「へっ。金ですんなり返してくれると思わねぇがな。」

?「おいおい。

こんなところに本当に椿姫はいるって言うのかい?」

ベッジと破戒僧組東北支部長が話をしていると、地下にある男が現れ、破戒僧組の男たちがざわめきだす。

「なっ!お前は!

・・・シャーロット家10男の、将星 クラッカーだと?!」

ク「んぁ?

流石に俺の事はわかってるか。
おい、ベッジ!
椿姫はここにいるのか?」


「ヤツの言ったことは本当かよ!」

「なら、本当にやべぇ。」


ベ「あぁ。あそこにいるのがそうだ。」

ベッジはそう言って、椿姫の方を指さした。
クラッカーは指された方を確認すると、確かに椿姫だと納得した。

ク「確かにそうだなぁ。

手足を拘束されてんのか?

・・・アイツら兄貴が来たら、どうなる事やらだなぁ。
(考えただけで恐ろしいなぁ。ククク)」

「おい!なんでお前がここにいるんだ?」

「この女に用があるのか?」

「一体、なんの繋がりがあるんだ?」

ク「あぁ、うるせぇなぁ。

兄貴の遣いを頼まれたんだよ。
それ以上でも、それ以下でもねぇ。」

「兄貴って誰を指してる?」

ク「すぐにわかるさ。」

クラッカーは男たちにニヒルな笑みを見せた。

/ 427ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp