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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第20章 姉の策略



「我々の甘いセリフに尻尾振ってついてくるやつです。

今後の支払いの見込みはありません。」

支部長は子分から渡された椿姫の通帳を子分に渡す。

「そうか・・・おい、僧正のもとへ繋げ。

報告しよう。それと、こいつは東京へ引き渡す。
その方が金になるからな。

その金は現金に替えてこい。」

支部長が親元の破戒僧組に連絡をした1時間後、椿姫は目を覚ました。

『ん・・・はっ!!

えっ・・・』

椿姫が起き上がると両手首は後ろ手に拘束され、両足首も拘束されていた。

『ここは・・・』

椿姫は建物の地下にある牢屋に入れられていた。
冷たい石造りの床の上で、放り込まれるように乱雑に椿姫を中に入れたのだった。
外からの光のない空間に、牢屋の外側にあるわずかな光だけが、椿姫が囚われたと確認する事ができた。

『(・・・そうか。売られたんだっけ?・・・

私、これからどうなるんだろう?
携帯もないから助けも呼べない。

・・・カタクリさん・・・
もう一生会えないまま、奴隷として働かされるのかな?

結局、私は幸せにはなれないんだね。
あのパーティーの時の魔法が、私の唯一の人生最高のときだな。)』

椿姫が起き上がってしばらくすると、椿姫を連れだした男たちが牢屋の前に来た。

「おっ、起きてるな。」

「お前はこれから東京へ引き渡す。
破戒僧組の本部の所で、しっかり稼いでもらうぞ。」

『・・・私はどうなるんですか?

どう稼げば良いんですか?』

椿姫は半分自棄になり、男たちに自分の今後について聞いた。

「フハハハッ。お前はこれから風俗で稼いでもらう。

お前のような男を知らねぇ女は、客受けが良いし、初々しさが武器になる。」

「大丈夫だ。ぎこちなくても、大抵は許してもらえるし、優しくしてもらえるからよ。」

椿姫は男たちの言葉に顔を真っ青にする。

『(そんなっ。身体でなんて・・・

私の初めても全て利用されるなんて・・・)』

「だがまずは本当に処女か、俺たちで確かめてやるよ。」

「大丈夫だ。本番はしねぇからよ。笑」

椿姫が絶望している中、男たちが牢屋の中に入ってきた。

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