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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第20章 姉の策略



社長室を出ると秘書の中山の所へ行き、「今日の仕事は全て済ませたが、緊急事態だ。俺はこのまま上がらせてもらう。もしかしたら明後日の業務も怪しい。」と伝え、運転手に連絡して車を駅まで出して貰うように手配する。

車に乗り込むと、次の便の新幹線のチケットを購入する。
そこでふと、とある人物を思い出した。

カ「そう言えば、アイツは今日椿姫のところの隣県に行っていたな。

・・・対応は早いうちがいい。
連絡してみるか。」

カタクリは個人携帯で電話を始める。

♪ガチャ♪

?「〈兄貴?どうしたんだ?何か用事〉」

カ「椿姫が連れ去られた。」

?「〈はぁ?一体なんでそんな事が・・・〉」

カ「今俺も向かうところだが・・・クラッカー、お前の用事は済んだか?」

ク「〈あぁ、丁度今終わったところだ。〉」

カ「なら、お前も手伝って欲しい。俺が今から行くより早いだろう。

今、ベッジが追っている。全ての詳細込みでヤツから聞け。

俺も新幹線で行くから、場所が分かれば連絡してくれ。」

ク「〈分かった。〉」

カタクリは電話を切ると、丁度車が東京駅に停まった。
車から降りると、ダッシュで改札まで行き、乗り場まで急ぐ。

新幹線が到着し、乗り込み予約していた座席に座る。

新幹線が動き出すと、カタクリは今までのベッジの報告を思い出していた。


カタクリは以前椿姫の想いをボイスレコーダーで聞いた時に疑問に思った、兄弟で会った時に出来た影が気になり、最近シャーロット家に下僕として入った カポネ ギャング ベッジ に、國生家の調査を依頼していたのだ。

その内容は椿姫は農家の生まれで、
両親は父方の祖父母が亡くなった時に他に兄弟がいないからと家を継いだこと。
椿姫には3つ歳の離れた姉がいること。
その姉は容姿が良かったからと両親に溺愛されて育ったこと。
椿姫に対しては両親はあまり関心が無いように接していたこと。
姉は好き放題生きて、東京の大学に行き、そこで会った金持ちの男と結婚して、悠々自適に過ごしていたこと。
その姉の浮気が旦那にバレて、慰謝料を請求されたこと。
そして、その時に借金をしたらしいということまで、全て報告が上がっていた。

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