社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第20章 姉の策略
柚姫が男たちに投げつけたものは、椿姫の通帳と印鑑だった。
中身は椿姫が、今の会社に入社してからずっと貯めてきたお金だ。
「ハハハハハハハ!妹の金かぁ!
・・・気が変わったなぁ。
今日も他のある分の金を出す気配もねぇし...
こりゃ今後も返さねぇ。
だから・・・柚姫ちゃん...ここは自分で撒いた種だ。
ちゃんと自分で刈り取らねぇとな?」
柚姫「?!!・・・いやっ!・・・ど、どうする気?」
「そりゃぁ、もちろん、
・・・(柚姫の耳元で)身体で返すんだよ。」
柚姫「(ゾクッ)」
男の言った言葉に、身体を硬直させた。しかし、ずる賢い柚姫は直ぐに男に1つ提案する。
柚姫「わ、私は身体で売っても、そんなにお金にならないわ。
色んな男とヤってるからね。
代わりに椿姫を連れていきなさいよ!
この子はまだ男を知らないわ!
私よりお金になるでしょ?」
『ね、姉さん・・・何、言って・・・』
「コイツはクズだなぁ。
自分のしたことなのに、妹に尻拭いさせようってか?」
「でも、確かにヤリ○ンより、処女の方が価値が上がるな・・・
1度ヤったとしても、ウブなところが男受けが良い。」
男は椿姫の顔から身体までジロジロ観察する。
「顔も悪くねぇな。身体つきも、丁度良い。売れるな。
おい。コイツを連れて行け。」
『なっ!私を?!止めて!!
お父さん!お母さん!助けて!!』
父「柚姫を連れていくより、椿姫を連れて行け!
柚姫がいればそれで良い。」
母「そうよ!その代わり、もぅ、家に関わらないでね。」
柚姫「椿姫、お店は安心しなさい。
私が、あんたの代わりに働いてあげる。
そして、メインドーナツ本社に行ってあんたがやる予定だった仕事をしてあげる。
フフッ...ゆくゆくはカタクリさんと結婚して、私はまた東京で優雅に過ごすの。
・・・あんたに出来て、私に出来ないことなんてないゎ。
あんたが7年培ったものは、私の1日よ。」
『えっ・・・(姉さんじゃ、絶対無理なのに....
働いたこともないのに、相変わらずの自信。
・・・私、捨てられたの?...売られたの?
...カタクリさん・・・)』