社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第19章 NGワード
裏業界を全て牛耳っているシャーロット家に、シーザー クラウンはいくらリンリンの子供でも、なめたりしたらそれはそれでその子供に消されかねない。
シャーロット家に歯向かうと命の保障はないため、頼まれたものはすぐに作るようにしている。
兄弟の中でも特にカタクリには逆らうなと、裏世界では知れ渡っているため、下手な真似はできない。
まだタヒにたくないからだ。
一通り椿姫と彰子の会話を聞いた後、最後の会話に特に耳を傾けた。
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『でもね、彰子ママ。私じゃカタクリさんとは釣り合わないって、自分でわかっているんだ。ちゃんと。』
彰子「釣り合わないって?なんで?
とってもお似合いだと思うけど・・・」
『考えて見てよ。
カタクリさんは、万国グループの中でも一番人気のメインドーナツの社長で、大企業で・・・それに、からんできた男に名前を言っただけで相手が逃げていくような人。
立場も持つべきものも違うし、抱えているものも違う。
それに対して私は、中小企業に勤めている、見た目も美人でもスタイル良いでも無い何の取り柄の持ち合わせていない小娘なんだよ?
私じゃ無理だって。
カタクリさんの隣に立てるのは、頭の回転も良くて器量のある、自立も出来ていて、美人でスタイル良くて、上品で何でもできる大人な女性なの。
カタクリさんの隣にいても恥ずかしくない、むしろ堂々としていて絵になるような人が一番良いんだよ。
私なんて、堂々とできないし、絵にならない。隣にいたら恥ずかしいって言われるのは間違いないし、何より年齢差がありすぎる。
私は別に年齢とかは関係ないって思ってるけど、カタクリさんからしたら、娘くらいの年齢差だよ?
恋愛対象って見られない可能性の方が高い。』
彰子「椿姫ちゃんバカなこと考えているのね?
"恋はいつでもハリケーン"よ?止める事もできないし、止まらないもの。
椿姫ちゃんは今まで抑えるだけの恋だったかもしれないけど、これからは解放していっても良いんじゃない?
それに釣り合うとか釣り合わないとかって言うのは関係ないわ。
まぁ、いきなりとは言わないから、ゆっくり解放していきなさい。」
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