社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第18章 過去1番の男
『あぁ!そうそう、部活の部長とかあったから、私が班長じゃなくて悠吾が班長だったの。
だから、男尊女卑みたいなことは無かったよ。
平等だった。』
彰子「掃除の時も何かあったの?」
『...悠吾、アイツまともに反省会しなかった時あって、私がキレたフリして近づいて、ほぼ目の前で『ちゃんとやって』って軽く蹴るふりして注意したこともあった。
その時面白かったのか、そこから毎日のようにやるようになっちゃた時が一時期あったな。』
彰子「そう...(おそらく、彼はその時から椿姫ちゃんのこと好きだったのね?
それで、好きな子から近づいてもらって絡むのが嬉しかったのかしら?怒るところも可愛いみたいな。)」
『...1度、低学年がちゃんと掃除しない時があって、2人で話をしようってなった時があった。
すぐ、話をって彼が言って、私の腕を引っ張って無理矢理のように誰もいない教室に連れてかれて、話をする前に「好きだ」って言われた。
告白みたいな感じだったけど、でも、あの時は教室に連れてかれた流れで言ったのかと思って、冗談だと思って、しばらくポカンってしてたけど、その話じゃないでしょ?って言って、低学年の掃除についての話をした。
・・・あれは本気だったのかな?って疑問に思いながらね。』
彰子「椿姫ちゃん...(話の流れからして、多分彼は本気で椿姫ちゃんが好きだった。冗談って思われて自信を無くしちゃったのかしら?)」
『小学卒業して、中学に入って、他校の小学校だった人も一緒に、生活するようになって、悠吾とは別のクラスになって。
中学に入ったら、自然と交際とか意識するようになった。
彼氏欲しいって思うようになった。
漫画とかだとさ、大体早くて中学に付き合ってとかがほとんどでしょ?!
だから、その憧れもあったんだと思う。』
彰子「そのあたりに付き合うってことを知ったのね?」
『そう。それに周りの女子は、私が悠吾のこと好きだってバレてたから、「告んないの?」ってしょっちゅう言われてた。「絶対大丈夫だよ」って言葉と一緒に...ね。』
彰子「(その子たちも、彼が椿姫ちゃんのこと好きだって気付いていたのね。)」