社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第17章 すれ違う気持ちと姉の存在
柚姫「それで?結果、どうだったの?」
『結果?最優秀賞だったけど。(ずずっ..うっ、まっずぅ。お茶まっじぃ。渋い、冷ためのぬるい・・・姉さんのお茶は色も綺麗だし、湯気がホカホカ・・・
これは、さっきまで入れてたお茶っ葉の中のヤツが半端に残ってたから私のに入れて、姉さんには新しいの入れたんだな。)』
柚姫「はぁ?あんた嘘つくのも大概にしなさいよ!」
母「どうせ、話を盛ってるのよ〜。ちゃんと結果を教えなさい。」
『だから、本当に最優秀賞だったの。ほら、これ。』
椿姫は携帯を出して小林からもらっていた、コンテストの表彰式での写真や集合写真等を見せた。
母「あら、本当。」
柚姫「って、この大きい人カッコいい!
誰?椿姫の隣の人。」
『あぁ、カタクリさん?』
柚姫「かた・・・何?」
『シャーロット カタクリ。メインドーナツの創業者で社長だよ。
万国グループの1つだね。』
柚姫「めっちゃリッチじゃーん!
しかも結構がっしりしてるんだね。口のヤツ邪魔だけど。」
母「あら、本当ね。」
柚姫「ねぇ、紹介してよ〜。」
母「確かに、柚姫ちゃんにお似合いね〜。」
『紹介してって、まずこの人46歳だよ。
姉さんの範囲に入るの?』
柚姫「46?!うそっ!見えない〜。46なのにこんながっしりしてんの?
全然あり!」
母「そのくらい年上の方が、包容力あって良いのかもね〜。」
『ってゆーか、姉さん、晃輝さんは?
旦那がいるのに、他の男に手出すの?』
柚姫「保養だよ、保養。」
母「お母さんも会ってみたいわ〜。
年齢で言ったら、私の方が近いわね〜。」
柚姫「ちょっとお母さん、私が狙いつけた!」
『・・・で?姉さんはいつまでいるの?
この時期に来るの大丈夫なの?家事とか。』
柚姫「今、ちょっと喧嘩中。
家事は普段からしてないし、大丈夫でしょ?」
『家事してないって?どゆこと?』
柚姫「家の事は家政婦さんに任せてるから大丈夫。
全部アイツが悪いんだから、良いの。しばらくいるからね。
アイツの頭が冷えるまでいてやるんだから!」
『お母さん、姉さん大丈夫なの?』
母「大丈夫だと思うゎ〜。柚姫ちゃんは何も悪いことしてないんだものね〜。」
『(姉さん絶対なーんかやらかしてそう。) 』