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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第17章 すれ違う気持ちと姉の存在



カ「確か、椿姫にプレゼントだと言う事を忘れていたな。

どうすれば良いのかわからなかったのか?
それとも、ホテルの貸し出しだと思ったから、置いて行ったのか・・・

また、何かあった時のためにとっておこう、全て。」

あのドレスというより、昨夜のパーティー用で用意されたものは椿姫のためにあつらえたものであった。椿姫の担当者が持ってきた、様々なタイプの様々な色のドレス、様々なパンプス、ネックレス等の装飾品の数々・・・

その全てはカタクリが用意したのだった。
椿姫に似合うだろうものを集めた。
後は担当者に任せて仕上げるようにした。

本来はホテルがパーティー等の時に貸し出す。
その設備も込みにして、万国グループはこのホテルを作ったのだ。
だから別でドレスを用意等までしなくて良いのだが、カタクリはどうしても個人的に椿姫のドレス一式は揃えたかった、自分が用意したかったため、そのように頼んだのだ。

カ「何でも似すぎだろう?」

カタクリは椿姫と自分の今までの行動などが全て、シンデレラの物語に似ている事に嘲笑していた。


会社で奴隷のように働かされ、灰をかぶったような椿姫。
(継母や義姉たちに奴隷のように働かされるシンデレラ)

接客コンテストに出す計画だった4年前、やっと出た今回。本来もっと早くから・・・数年前から出るはずだったパーティーにやっと出れた椿姫。
(舞踏会に遅れて参加するシンデレラ)

メイクや着付けの担当者たちの力で、まるで別人のようになった椿姫。
(魔法使いの力で、綺麗なドレスと装飾品で美しく着飾ったシンデレラ)

パーティー後の俺とBARで、2人で話す椿姫。
(王子様と踊るシンデレラ)

日付が変わる瞬間に、BARから立ち去った椿姫。
(0時を知らせる鐘が鳴り、急いで城から立ち去るシンデレラ)

翌朝に自分のために用意されたものを、全て置いていく椿姫。
(立ち去る時にガラスの靴を片方、落としていくシンデレラ)


まるで現代のシンデレラのような椿姫。

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