社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第16章 真実
『社宅あるんですね?こっちにきたら、そこに住むことになるんですか?家賃や光熱費はどうなるんですか?』
カ「社宅は希望を出せば誰でも入居可能で、家賃は給料から差し引かれる。
椿姫のような引っこ抜きの人材は最初1年は支払いは免除だ。
また、1年後に続けて住むか、自分で部屋を借りて住みたいかも選べる。」
『続けて住む場合は、給料から引かれるわけですね?光熱費もですか?』
カ「あぁ、光熱費も家賃同様だ。
こちらも引っこ抜きの人材は、1年支払い免除だ。」
『凄い対応。』
カ「言っておくが、家賃が引かれ始めてもそんな大した金額じゃねぇぞ。
家賃は月々3万、光熱費はトータルで月々1万の計4万が月々引かれていく。」
『やすっ!場所は?』
カ「本社の近くに専用のマンションを作った。
だから、近いし安いんだ。」
『マンション全部が会社のものだからなんですね。
・・・ん?じゃあ、この交通費というのは?』
カ「各店舗に回ることもあるだろう?
そのための保証だ。」
『・・・すげぇーー。
ハッ!勤務時間が、9時~18時だ!
土日祝日休みだ!』
「店長研修の時にも説明しただろう?
その時と同じ対応をさせていただく。」
『じゃあ、メリエンダも?』
カ「もちろんある。」
『お金があまり余っちゃう!!
あ、本社勤務?になるんですよね?
昼食は食堂とか使っても?』
カ「それも使ってもいいし、椿姫の場合は家賃同様、売店や食堂で購入したものは1年免除だ。」
『対応が眩しい・・・こんなにしてもらって良いんですか?』
カ「うちなりの引っこ抜きの歓迎のやり方だ。何も問題ない。」
『ひょえー!』
カ「まぁ、ゆっくり考えてくれ。
今色々説明したばかりだ、混乱してるだろう?
早くとは言わねぇ。」
そう言ってカタクリはドリンクを見えない速さで喉に流した。
『・・・カタクリさんは、何故ここまで良くしてくれるんですか?
店舗査定で会ってから、
気にかけてくれるし、見ていてくれるし、こんな私にも優しくしてくれる。
私が入院したときだって、来てくれたんでしょう?
その時の支払いだって・・・
さっきも、守ってくれたし・・・
なんで、私なんかをこんなに、あんな会社から救い出そうとしてくれるんですか?
(この答えに期待しても良いのかな?)』