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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第16章 真実



『・・・これは?』

カ「これは、椿姫がうちに来た時の契約書だ。

すぐ来ると言っても良いように、用意しておいた。見てみろ。」

椿姫はおそるおそる3つ折りにされた紙を開いていく。

『・・・何これ?』

カ「これには椿姫への対応を全て書いた。」

『基本給が、今の4倍?!
残業手当もちゃんとある。交通費も?!』

カ「椿姫の今の給料がありえないほど少なすぎるんだ。

今の基本給はうちの新入社員より少ないぞ。うちが大企業だからというのも関係ない。

残業手当は1分単位で出してる。全員そうだ。
交通費も全額支払っている。」

『・・・ボーナスもある...』

カ「うちじゃ当たり前だな。」

『?この役職手当は?私入ったらまず、一般社員じゃないんですか?』

カ「椿姫はうちに来たらすぐ、役職付きのイスに座らせる。言っただろう?お前のために空けてあると。」

『なぜ、そのようなことが?』

カ「年末にやった店長研修があるからだ。

あれをやってなかったら、一般社員からはじめてすぐ店長研修だった。
前倒しで出来たから、うちに来たらすぐ役職付与だ。」

『・・・そういえば、あの時よくうちの会社を丸めれましたね?

そこも不思議に思ってました。』

カ「シャーロット家として色々調べたと言ったな。

あれは店舗査定が終わってすぐ調べたんだ。ものの10日程で全ての資料が揃ったな。」

『...10日で...(こわっ!)』

カ「それを片手に脅しをかけたんだ。

然るべきところに言われたくなかったら、素直に従えとな。
金も積んだ。

だが、それでも首を縦に振らねぇから、シャーロットを脅しにかけた・・・
だが、田舎者だったな。全く知らなかったぞ。笑

だから、シャーロット家について調べろと言ったら、すぐに調べたのか、すぐに連絡が来た。

さすがにビビったんだろうな。笑」

『そういえば、さっきの人も”シャーロット”って聞いて逃げましたね?

何なんです?魔法の呪文ですか?カタクリさんの苗字って。』

カ「椿姫も知らねえのか。・・・今は知らなくていい。」

『・・・?』

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