• テキストサイズ

社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第16章 真実



カ「そういうことだ。」

『・・・私が3店舗回る理由はわかりましたが、なぜ休みもお給料も少なく、労働時間は長いのでしょうか?

そこまで知っていますか?』

カ「あぁ、今回調べたほとんどはメインドーナツ本社の力ではなく、

シャーロット家としての力を利用したからな。」

『?!!(シャーロット家?)』

カ「すべての理由の1番は売上だが、それとほとんど同じぐらい大事な理由があった。

労働時間は一種の方法だ。
椿姫がこんなに利用できるならとことん利用したいが、逃がしたくはない。それなら逃げる理由を封じさせれば椿姫は辞めはしない。

もともとお前の地元は椿姫自身が以前言ったように、他に仕事が少ないが、無いわけではない。

それにお前のスペックなら本来、もっと給料を渡しても十分余るほどなんだ。

会社はそれさえも渡したくはなかった。

だから長時間労働にさせる事で、変に余計な思考を入れさせない事と、お前をなじるように暴言を吐き、そこでしかいられないように洗脳させたんだ。

生きていける最低限の給料にさせる事で、椿姫は自身を"自分はできない人間だ"とさらに意識付けさせる。
他会社から勧誘されても、本人が断れるようにな。」

『それなら、なぜ社宅さえも許されなかったのでしょうか?

利益から考えても、そんなにかからないと思いますが?』

カ「椿姫の実家との移動時間も含んでの洗脳だと考えるのが妥当だろうな。

それに余計な事には使いたくないのだろう?
ヤツらにとっては、必要最低限渡せば十分だろう。あとは自分たちが使うべきだと考えている様だな。」

『そんな・・・』

カ「・・・椿姫の今いる会社は本当に異常だ。

よくよく調べたら、お前の会社の他のエリアでお前のようなポジションはいねぇ。
SVは確かにいるが、椿姫の様に1日3店舗も回らん。休みも定期的にあるし、店に入るのは本当に人が足りない時だけだった。

椿姫が1番過酷だったんだ。」

『・・・今まで、』

カ「・・・椿姫?」

『ほんとは薄々気づいていました。

でも確証が無かった。時間も無かったから、調べる事もできなかった。

会社は私には冷たい。

・・・それなら私の勤務時間などは全部修正されているでしょうね。』

/ 427ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp